映画「ルパン三世 ルパンVS複製人間」は、1978年12月16日に公開されたモンキー・パンチ原作の劇場映画第1作になります。
2019年4月11日にモンキー・パンチが逝去したことを受け、追悼特別番組として、同年4月19日に地上波で放送されます。
この映画は、トラウマになるようなシーンや地上波で放送されるために、放送禁止用語などでカットになったシーンがあるようなので、深堀して見ていきます。
ルパン三世 ルパンVS複製人間のトラウマシーン
モンキー・パンチを追悼、今週の金ローで劇場版第1作「ルパンVS複製人間」急遽放送https://t.co/hVFw0M3VpI pic.twitter.com/we1FrYu6wl
— コミックナタリー (@comic_natalie) April 17, 2019
映画「ルパン三世 ルパンVS複製人間」は40年以上前の作品で、TVシリーズのルパン人気を受けて、ルパン三世たちと、自ら神と名乗る謎のキャラクターのマモーと賢者の石を巡り過激な争奪戦を描いた作品になっています。
当時としては、制作費を5億円も投資し「世界初の長編アニメビジョン」と宣伝。40年以上も前の作品なのにクローン人間という難しいテーマを題材にしており話題になりました。
登場人物のマモーや過激なシーンが多く、トラウマになったという子供も多くいるので、そのトラウマシーンについて見ていきます。
トラウマシーン
『ルパン三世 ルパンVS複製人間』
その首尾一貫した“狂気”たる“思想”で“ルパン三世”をも震撼させて凌駕した強靭なる“悪”の“カリスマ”にして“残忍無比”の“アンチ・ヒーロー”その“悪夢”それをも纏わせんともする“マモー”は“最狂”の“トラウマ”。 そして、西村晃氏の怪演技は“稀代”。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/UMTm4ctWJi— コリン・サリバン (@hyeongdo_Ji) April 10, 2019
①ルパン三世が絞首刑で処刑されるシーン
(結果的には、それはルパンのクローンなのですが、映画の出だしから衝撃的なシーンでした。)
②マモーの容姿
(妖怪人間ベムや鬼太郎を彷彿させるようなキャラクターで、顔や肌の色が不気味で人間離れしている存在でセリフも怖かった。)
③マモーのでかい脳みそ
(一万年以上も前からクローン技術を研究しており、脳移植を繰り返し、ガラスケースに入った脳みそだけが登場するシーンですが、意味が分からなく怖すぎます。)
④マモーが最後溶けていくシーン
(ただでさえ気持ち悪いマモーが溶けていく姿は、さらに強烈で夜トイレに行けない子供が続出とか…)
マモー=トラウマという図式が成り立つくらいの恐怖を感じさせるトラウマキャラクターでした。しかし、ウッチャン(内村光良)がマモー扮するキャラクターに仮装して、かわいいと人気がありましたね。
ルパンVS複製人間のカットシーンや放送禁止用語
Dアニメストアで配信中のルパンVS複製人間は普段大人の事情でカットされるシーンも観れるのでとてもオススメです。特に砂漠のシーンはいつもカットされてしまってて、次のシーンでなんでルパン達はこんなに喜んでいるのだろうと思ってしまうしマモーの執念深さがよくわかる pic.twitter.com/9nM5tJ95Lz
— あめみん🐶とちくお (@amemiy) April 17, 2019
トラウマシーンなども一部カットシーンに含まれているかもしれませんが、今から40年以上も前の作品なので、当時としてはOKシーンでも、現代ではカットになるようなシーンが幾つか存在するようです。
※実際にカットされるかどうか分かりませんが予想なのでご了承ください。
①銭形警部がルパンの死を見届け、警察を退職し山寺で寺男になる
(実際に寺男になるシーンは作成されているようですが、検死報告が流れるシーンで背景に仏像が流れるシーンはその名残のようです。)ルパンは生きているので必要ないといえば必要ないシーンですよね。
②クローン培養シーン・試験管ベイビーのマモー
(当時としてはクローンを取り上げている事すらすごいことなのですが、今だと少し現実味を帯びてきつつあり何かと物議を醸し出しそうですね。)
③ヒトラーのクローン人間
(ルパンがヒトラーのクローン人間に遭遇して、「ハーイル・ヒットラー!」と敬礼するシーンは、歴史的にデリケートな部分なので、カットになったり無音になったりするようです。)他にも、ナポレオンや毛沢東などのクローンに遭遇するシーンもカットの対象でしょうか…?
④アジトへ向かう荒野での次元と五ェ門の口論
(次元の発言「ヒステリックにわめくなこのキチガイ!」は放送禁止用語にあたる…?
⑤砂漠をさまようルパンたち
(何も問題ないシーンですが放送時間の尺の短縮のためカットされることがあるようです。マモーの執念深さや話の流れが分からなくなるという苦情もあるようです。)
⑥マモーと初対面のセリフ
(ここ精神病院だの錯覚や幻想などの何かと精神病を表すような言葉が飛び交うために、現在ではカットされたり会話が修正されているようです。)
⑦ルパンのアダルトな深層心理
(アダルトなシーンが豊富なルパンの頭の中は、現代ではやはり子供には見せたくないシーンの一つになっています。また、当時のタイアップ商品「テレパッチ」という駄菓子の広告が紛れているシーンのためです。今は販売されていません。)
⑧ルパンの深層心理を覗いて驚嘆するマモーとピカピカするシーン
(いわゆるポケモンなどで問題になったピカピカ現象は、何かしら手を加えられると思われます。)
⑨ルパンが不二子の服をずらして「乳首スイッチ・オン」
(これは現代のアニメではカットの対象になるシーンに思われます。不二子の裸体やシャワーシーンもカットの対象に…?)
色々なシーンが大人の事情でカットされそうですが、意外に思われるかもしれませんが、厳正に法律で決められた放送禁止用語というものは存在しません。
それはTV局側などのマスメディアが自主的に使わないようにしている言葉が存在するということで、時代や倫理的な問題から避けられる言葉やシーンがあるようです。
映画のカットシーンも含めたのが作品なので、ノーカットで楽しみたい方は、ブルーレイやDVDがおすすめです。
まとめ
・ルパンVS複製人間のトラウマシーンは、マモー=トラウマの図式が成り立ち、マモーのキャラクターそのものがトラウマになっているようです。しかし、ウッチャンがマモーに仮装し人気を集めていました。
・ルパンVS複製人間の放送禁止用語などのカットシーンは、厳密な放送禁止用語などはなく放送枠の問題やその時の時代や倫理的な問題からカットになるようなシーンがあるようです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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