小泉農林水産大臣になり備蓄米の放出に向けて動きが加速していますね。
2025年5月27日、小泉大臣は、随意契約による備蓄米の売り渡しについて申請が殺到し、予定していた販売上限に達する見込みとなったため、申請受付を一時休止すると発表しました。
小泉大臣は、「令和4年産の20万トン分の応募で達する見通し」とし、今後の申し込みは令和3年産の米への切り替えを希望するかの確認を行った上で再開すると述べました。
備蓄米の販売が始まりますが、価格が安くなると殺到して、大量に購入する方もいるかもしれません。

また、どこの店舗に行けば購入できるのかわからないため、どこで販売されるのか情報を見ていく必要があります。
また、楽天やアイリスオーヤマなどの通販サイトでは、アクセスが集中して売り切れています。
今後も各通販サイトで販売が開始されますが売り切れが予想されますね。
目次
備蓄米の申請状況:61社まとめ
▽「随意契約」申込み確定の事業者61社(農水省資料より)
オーケー株式会社
株式会社タイヨー
株式会社三和
株式会社マルアイ
株式会社カインズ
アイリスアグリイノベーション株式会社
宮城商事株式会社
株式会社ゼンショーホールディングス
株式会社諸長
株式会社JMホールディングス
株式会社ベルク
株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
株式会社サンドラッグ
楽天グループ株式会社
株式会社東穀
株式会社ミスターマックス
株式会社シジシージャパン
アクシアルリテイリング株式会社
株式会社OICグループ
イオン商品調達株式会社
株式会社松原米穀
株式会社ヤオコー
大黒天物産株式会社
株式会社イトーヨーカ堂
株式会社リテールパートナーズ
株式会社万代
生活協同組合コープこうべ
ゲンキー株式会社
株式会社富士薬品
株式会社ベイシア
株式会社関西フードマーケット
株式会社バローホールディングス
株式会社ヨークベニマル
コストコホールセールジャパン株式会社
株式会社クスリのアオキ
株式会社タイヨー
佐竹食品株式会社
株式会社ライフコーポレーション
株式会社百萬粒
アスクル株式会社
株式会社サンエー
日本生活協同組合連合会
株式会社サンディ
コープデリ生活協同組合連合会
株式会社平和堂
株式会社コスモス薬品
タカラ米穀株式会社
株式会社クリエイトエス・ディー
株式会社マミーマート
アマゾンジャパン合同会社
株式会社オークワ
生活協同組合コープさっぽろ
株式会社藤井商店
有限会社木下商店
株式会社イズミ
株式会社エイヴイ
株式会社アークス
株式会社PLANT
株式会社サンベルクス
株式会社JAライフ富山
株式会社ドラッグストアモリ
主な申請企業の数量は、
イオン(2万トン)、
オーケー株式会社(オーケーストアなど展開) 10500トン
株式会社タイヨー(スーパー「タイヨー」など展開 48トン
株式会社三和(スーパー「SANWA」など展開」 300トン
株式会社マルアイ(スーパー「マルアイ」など展開) 2600トン
株式会社カインズ(ホームセンター「CAINZ」など展開) 5000トン
アイリスアグリイノベーション株式会社(アイリスグループ、精米業・販売業) 10000トン
宮城商事株式会社(コメの販売) 10トン
株式会社ゼンショーホールディングス(牛丼「すき家」、ファミリーレストラン「ココス」など展開) 1200トン
株式会社諸長(米穀出荷) 6000トン
株式会社JMホールディングス(傘下企業がスーパー「肉のハナマサ」展開) 6000トン
株式会社ベルク(スーパー「ベルク」など展開) 1200トン
株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(ディスカウントストア「ドン・キホーテ」など展開) 15000トン
株式会社サンドラッグ(ドラッグストア「サンドラッグ」展開) 12866トン
楽天グループ株式会社(インターネット物販など) 10000トン
合同会社斉鑫 20トン
株式会社東穀(米卸売) 20トン
株式会社ミスターマックス(ディスカウントストア「MrMax」を展開) 5000トン
株式会社酒商増田屋(酒店「酒商増田屋」展開) 60トン
株式会社シジシージャパン(スーパー「三徳」など展開) 5000トン
現時点で61社が確定しており、今後も備蓄米の放出量に合わせて、中小や小売に広がる見込みです。
小泉農相「大手対象の申請はいったん休止」中小向け再開を検討
小泉大臣は記者団に対し、「現時点で約70社、申請量は令和4年産の上限である20万トンに到達する見込み」と述べました。
今後は、令和3年産10万トン分を中小スーパーや町の米屋など、これまで対象外だった事業者向けに売り渡す計画で、早ければ金曜日にも再開したいとしています。
価格見通しと今後の売り渡し設計
令和4年産の販売価格は5キロで約2000円程度と見込まれていましたが、令和3年産に切り替えた場合、価格は1000円台に下がり、5キロ1800円前後になる可能性があると説明されました。
また、今後の受付方法については、夜間を含むメール受付ではなく、営業時間帯に限定した申請方法に変更する案も検討中です。
中小業者の申請状況を確認しながら、日次集計を基に判断していくとの方針です。
契約業務は迅速に進行中
小泉農相は同日午前、農水省登庁時に「申し込み済みの事業者との契約作業には時間がかからない見通し」と語り、スピード感を持って対応していることを強調しました。
精米・物流の課題にも対応へ
備蓄米流通の課題として挙がっている精米作業について、小泉大臣は「酒造組合の一部から『精米工場が空いている』との申し出があり、今後のニーズに応じてマッチングを進めたい」と述べました。
また、運送会社のドライバー不足については、「国が経費負担し指定先に配送するが、物流課題が出る可能性がある」とし、国土交通大臣にも協力を依頼していると明かしました。
各社の販売準備進む:早ければ来週から販売開始
多くの申請企業が販売準備を加速させています。
早ければ、6月初旬から店頭に並ぶことになりますね。
備蓄米の販売店まとめ
▽オーケー
▽タイヨー
▽三和
▽マルアイ
▽カインズ
▽アイリスアグリイノベーション
▽宮城商事
▽ゼンショーホールディングス(HD)
▽諸長
▽JMHD
▽ベルク
▽パン・パシフィック・インターナショナルHD
▽サンドラッグ
▽楽天グループ
▽斉鑫
▽東穀
▽ミスターマックス
▽酒商増田屋
▽シジシージャパン
▽アクシアルリテイリング▽OICグループ
▽イオン商品調達
▽松原米穀
▽ヤオコー
▽大黒天物産
▽イトーヨーカ堂
▽丸久
▽万代
▽生活協同組合コープこうべ
▽ゲンキー
▽富士薬品
▽ベイシア
▽関西フードマーケット
など

備蓄米の販売店は、各地域や小売店などによりますし、その店の入荷数によっても購入できるのか、できないのか変わってきますね。
イオン
イオンは6月初旬以降、全国の店舗で2万トンの販売を計画中。
価格は5キロで税抜き2000円程度。
6月1日から、古古米が午前8時から東京・品川区「イオンスタイル品川シーサイド」で販売されます。
価格は、5キロ2138円(税込み)です。
2日からは千葉市の「イオンスタイル幕張新都心」、名古屋市の「イオン熱田店」、大阪市の「イオン大阪ドームシティ店」でも始めます。
購入は1家族につき1点と制限。
全国のほかの店舗でも準備ができ次第、順次販売が始まります。
イトーヨーカ堂
イトーヨーカドーでは、31日の午前10時から通信販売のサイトで古古米(2022年度産のコメ)の予約販売が開始されます。
手元に届くのは6月15日以降で、順次購入された方に届きます。
価格は5キロ2160円(税込み)で送料が550円かかるほか、購入は1人1袋に制限されています。
アイリスオーヤマ
この通販に加えて、イトーヨーカドーの都内の1店舗でも販売。
アイリスオーヤマは、古古米を31日の午前9時から、千葉と宮城の店舗(「ユニディ松戸ときわ平店」は65袋、「ダイシンホームセンター幸町店」は95袋)で販売していきます。
価格は5キロ2160円(税込み)で、午前8時から整理券を配布します。
ドンキ
ディスカウントストア「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは、1万5000トンを申請。
早ければ週明けにも、東京都内の一部店舗で5キロ税抜き2000円程度で発売し、順次販売店舗を広げていく見込みです。
6月1日、正午から東京・大田区「MEGAドン・キホーテ 大森山王店」で5キロ2138円(税込み)、アプリ会員限定で販売されます。
4日にはMEGAドン・キホーテ成増店、ドン・キホーテ二俣川店、MEGAドン・キホーテ三郷店、6日にはMEGAドン・キホーテ四街道店で販売を開始し、6月9日以降は全国の店舗へ順次拡大する予定。
オーケー
発売日は、決まり次第 店頭・ホームページで発表。
ゲンキー
福井県内に88店舗を展開するゲンキーは27日、農林水産省に玄米6000トン分の契約を申し込んだということです。
担当者によりますと、精米については自社に対応できる設備がないことから、袋詰めと合わせて外部に委託し、5キロ当たり税抜き2000円程度で、1日でも早く販売したいとしています。
ユニー
「ユニー」は、東海地方を中心に、スーパーの「アピタ」や「ピアゴ」などを展開していますが、現段階では備蓄米がいつ、どの店に入荷するかは未定だということです。
スギ
愛知県大府市に本社があるドラッグストア大手の「スギ薬局」も、購入を申請する方向で検討を進めているとしています。
ロピア
食品スーパー「ロピア」を運営するOICグループ(川崎市幸区)も27日に申請した。数量は公表していないが、「契約できれば、すぐに店頭で販売したい」と明かす。
LINEヤフー
傘下の「アスクル」を通じて申請。
最短で6月上旬に個人向け通販サイトで販売予定。
予約制で買い占めを防止。
セブン・ファミリーマート・ローソン
大手コンビニのセブンーイレブン・ジャパンとファミリーマート、ローソンは、大手の小売業者を対象にした備蓄米について購入の申請を行いましたが、販売の条件を満たさなかったことなどから受理。
このため3社は農林水産省と調整したうえで30日から始まる中小のスーパーやコメの販売店を対象にした備蓄米について購入の申請を行うとしています。
カインズ
全国約250店舗を展開するホームセンター「カインズ」は、5000トンの購入を申請。
精米は卸売業者に委託し、6月初旬の販売を目指します。
一部は玄米販売も検討中。
担当者は「できるだけ早く店頭に出せるよう、売り場整備を進めている」と話しました。
ミスターマックス
ディスカウントストアを展開するミスターマックスは、5000トンを申請。
販売に向け、5キロ用の透明袋100万枚を準備。
袋には「備蓄米」とラベルを貼り、簡素な包装で早期販売を狙っています。
バロー
中部地盤でスーパーなどを展開するバローホールディングス(HD)は27日、政府備蓄米の随意契約を370トン申しこんでいます。
スーパーのほか、系列のドラッグストアでも取り扱えるようにする見込みです。
平和堂
平和堂(滋賀県彦根市)が27日に備蓄米放出の随意契約に申し込みをした。
まとめ:今後の展望と政府の対応
小泉農相の迅速な対応により、備蓄米の市場供給は大手小売業者を中心に加速していますが、今後は中小業者への展開と、価格・品質・流通体制のバランスが問われる局面となります。
政府は精米・物流といった現場課題にも対応しながら、生活者への安定供給を目指し、制度設計の見直しや情報提供の強化を進めていく方針です。

備蓄米の放出が始まりますが、誰でも手軽にお米が買えるようになると良いですね。
最新情報が入り次第追記していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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