「いい学校に行けば、将来は安泰」
そんな“親世代の常識”が、今の日本でも本当に通用するのでしょうか。
中学受験の過熱、終わらない塾通い、際限のない課金…。
その裏で、子どもが心身ともに疲弊している現実を、あなたはどれほど知っていますか?
書籍『塾講師が言わない 子どもを苦しめない受験戦略』は、
塾業界の外側にいる開業医だからこそ書けた、忖度なしの受験論です。
目指すのは「難関校合格」ではなく、
子どもが不幸な人生を歩まないための“戦略的な教育選択”。
受験に悩むすべての親に、ぜひ一度立ち止まって読んでほしい一冊です。

本記事では、蓮池 林太郎氏の書籍「塾講師が言わない子どもを苦しめない受験戦略」についてご紹介致します。
👉 書籍はこちら
塾講師が言わない 子どもを苦しめない受験戦略
目次
親の責務は「合格」ではなく「人生の安全設計」

本書の第1章で著者が最初に突きつけるのは、
**「親の責務を履き違えていないか?」**という問いです。
多くの家庭では、
・偏差値の高い学校
・ブランド力のある進学先
・周囲から「すごい」と言われる経歴
これらが、いつの間にか目的になってしまっています。
しかし著者は、それらはあくまで手段にすぎないと明確に線引きします。
本来、親が果たすべき責務は
「子どもを成功させること」ではなく、
「不幸な人生を回避させること」。
能力を超えた環境に放り込み、
自信を失い、自己肯定感を削られ続ける6年間。
それは、どんな合格実績よりも重い代償になり得るのです。
令和の教育環境は、親世代の常識が通用しない
第2章では、教育環境の“地殻変動”が丁寧に解説されます。
親世代が経験してきた
「いい大学=安定」
「国立至上主義」
「一般受験一択」
これらは、すでに過去の価値観になりつつあります。
✔ 私立大学の教育力向上
✔ 推薦・総合型選抜の拡大
✔ 都市部と地方の学費・生活費格差
こうした要素を無視して、
「自分がそうだったから」という理由だけで
進路を決めることの危険性を、著者は具体例とともに示します。
3指標と1公式で考える「実践的受験戦略」
第3章は、本書の中核とも言えるパートです。
著者は受験を
**「感情のイベント」ではなく「戦略設計」**として捉えます。
判断軸となるのは、
・子どもの学力と特性
・家庭の経済力
・将来の進路選択の幅
この3指標を掛け合わせ、
**リスクパフォーマンス(リスパ)**で受験ルートを設計する。
「頑張れば何とかなる」ではなく、
「成功確率が高いルートを選ぶ」。
その冷静さこそが、子どもを守る戦略だと説きます。
中学受験すべき子どもは「10人に1人」
本書で最も賛否を呼びそうなのが、この主張でしょう。
著者はデータと経験から、
中学受験で先取り学習に適応できるのは、ごく一部だと述べます。
四ツ谷大塚偏差値60未満の場合、
先取り学習についていけず、
「深海魚」にならなくても、
常に下位層で過ごす可能性が高い。
それでも中学受験を選ぶことが、
本当に子どものためなのか?
この問いは、親にとって非常に重く突き刺さります。
理系は「大学受験」がゴールではない
第5章・第6章では、
さらに一段高い視点が提示されます。
理系においては、
✔ 大学院進学が事実上の本番
✔ 学部より「最終学歴」が重要
✔ 他大学からのロンダリングも現実的
つまり、大学受験に全リソースを投入する必要はない
という発想です。
この視点は、
塾業界・受験産業では決して語られません。
だからこそ、本書の価値があります。
📝 まとめ|「子ども基準」で考える勇気を
本書は、
✔ 中学受験を否定する本ではありません
✔ 難関校を目指すなと言う本でもありません
ただ一貫しているのは、
**「子どもの人生を主語に考えているか?」**という問い。
受験はゴールではなく、人生の通過点。
だからこそ、感情ではなく戦略で選ぶ必要があります。

子どもを本当に大切に思う親にこそ、
ぜひ手に取ってほしい一冊です。
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塾講師が言わない 子どもを苦しめない受験戦略
👤 著者プロフィール|蓮池 林太郎(はすいけ りんたろう)

1981年生まれ。
東京都板橋区育ち。
帝京大学医学部卒業後、28歳で新宿駅前クリニックを開業。
一時は1日500人以上が来院する人気クリニックに成長させるも、
激戦区・新宿での経営を通じて、
競争・選択・戦略の重要性を身をもって経験。
現在は医師として診療を続けながら、
✔ クリニック経営
✔ 人生設計
✔ 教育・受験
✔ 生き方
といったテーマで情報発信・書籍出版を行っています。
「業界の外にいるからこそ書ける、忖度のない言葉」が
多くの共感を集めています。
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蓮池 林太郎 プロフィール



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