平成狸合戦ぽんぽこの金玉が大きいのはなぜ?モデルは歌川国芳の浮世絵

どうも!土谷ヒロです。

映画「平成狸合戦ぽんぽこ」は、タヌキたちがあらゆる手段を使い人間たちに対抗していく物語なのですが、化け学を使い色々なものにタヌキたちが変身するシーンも魅力の一つですよね。

ここで登場するタヌキたちは、金玉を使い空を飛ぶことができたりするのですが、なぜタヌキの金玉があんなにも大きく描かれているのか気になったので、その真相に迫ります。

平成狸合戦ぽんぽこの金玉

「平成狸合戦ぽんぽこ」に登場するタヌキたちは、化け学を使いあらゆる妖怪に化けたりするのですが、昔からタヌキは、お化けや妖怪や人に化けたりすると信じられていてよく物語に登場しています。

昔話に出てくる御伽草子の「カチカチ山」が有名で、人間のお婆さんを騙す物語などに登場していますが、金玉が多き描かれているシーンはありませんよね。

実際に、動物園や山里で見るタヌキの金玉があんなに大きかったり、妖怪などに化けたりすることはないと思いますが…

やはり化け学を使って金玉を大きくしたのでしょうか。

阿波狸合戦

「平成狸合戦ぽんぽこ」にはモデルがいるようです。それは江戸時代に末期に徳島県に伝わる都市伝説「阿波狸合戦」に登場するタヌキたちです。

「阿波狸合戦」は四国では有名な話なのですが、江戸時時代末期に阿波国(徳島県)で起きたというタヌキたちの大戦争で伝説の話です。(金長と六右衛門が対立する物語)

1910年(明治43年)に「四国奇談実話説古狸合戦」が刊行されて、明治時代から戦中にかけては雑談で、昭和初期には映画化され人気になっているようです。

この伝説からタヌキはあらゆる妖怪たちに化けたりすることができると信じれれるようになり一般化したようです。

「平成狸合戦ぽんぽこ」に登場するタヌキたちは金玉を広げ空を飛んだり、それを武器にして人間に対抗するシーンに登場するのですが、この伝説のお話からヒントを得ているのでしょうか…

実際のタヌキを観察してみると。

タヌキは野生動物なので、山里に行かない限りは、なかなか生で見ることは少ないと思います。でも、日本にはタヌキが見れる動物園がいくつかあります。

タヌキが見られる動物園

・多摩動物公園(東京都日野市)
・ズーラシア(神奈川県横浜市)
・野毛山動物園(神奈川県横浜市)
・東山動植物園(愛知県名古屋市)
・京都市動物園(京都府京都市)
他にも、大内山動物園(三重県度会群大紀町)、日立かねみ動物園(茨城県日立市)など。

実際のタヌキの金玉は、直径1〜2センチ程しか無いようですが、古来から「タヌキの金玉は八畳敷」と言われているようです。

どの動物園でもタヌキの金玉が大きかったという目撃情報はありませんが、なぜタヌキの金玉は小さいのに八畳敷と言われるほど大きく取り上げられるようになったのでしょうか。

ぽんぽこの金玉のモデルは歌川国芳の浮世絵

歌川国芳は、1814〜1861年の間に活躍した江戸時代末期の浮世絵師です。東海道五十三次で有名な浮世絵師の歌川広重とは同年生まれです。

歌川国芳の作品は役者絵、武者絵、美人画、風景画、戯画などさまざまなジャンルに渡っています。

また、歌川国芳は無類の猫好きとしても知られ、猫を擬人化した作品が多く描かれていますが、猫だけに限らず、タヌキ、スズメ、タコなどの身近な動物を擬人化して世相を風刺したりする作品は、現代の日本の漫画・劇画に多大な影響を与えていると言われています。

タヌキの金玉が大きく描かれている作品は、「網代わりに使っていたり」「傘の代わりに使っていたり」「地引網で使っていたり」「船代わり使っていたり」と様々な形で使われています。

その中でも「平成狸合戦ぽんぽこ」でタヌキの金玉で人間が下敷きになるシーンと同じような浮世絵も存在していました。

タヌキが金玉で空を飛ぶ浮世絵は見当たらなかったのですが、おそらく「平成狸合戦ぽんぽこ」の金玉は歌川国芳の浮世絵をヒントにしているようですね。

歌川国芳の浮世絵と高畑勲監督の「平成狸合戦ぽんぽこ」は世の中を風刺する作風に共通点があるのでモデルに納得です。

また、タヌキの金玉が大きく描かれるようになった理由は、江戸時代に金箔を伸ばす工程でタヌキの金玉袋が用い要られ、タヌキの金玉の皮が丈夫でよく伸びるために使われたと言われています。

このときに、小槌などで叩いて伸ばしたところ金が八畳ほどに広がったことから、タヌキの金玉は八畳敷と言われるようになりました。お金が広がることで縁起がよいとも言われています。

名古屋市博物館で歌川国芳の浮世絵の特別展が開催されているので、浮世絵のタヌキの金玉をチェックしてみると納得できるかもです。2019年4月7日までなのでお早めに。

まとめ

・平成狸合戦ぽんぽこの金玉が大きい理由は、歌川国芳の浮世絵がモデルにしたからのようです。また、タヌキが金玉で空を飛ぶシーンは高畑勲監督のオリジナルのようです。

・江戸時代に金箔を伸ばすために、タヌキの金玉袋が使われ八畳ほど伸びたので、面白おかしくするために、世の中を風刺する作品の一つとして大きく描かれているようです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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