平成狸合戦ぽんぽこの妖怪パレードのキャラは水木しげるの作品?高畑勲との関係についても | パパママハック
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平成狸合戦ぽんぽこの妖怪パレードのキャラは水木しげるの作品?高畑勲との関係についても

雑記

映画「平成狸合戦ぽんぽこ」は、高畑勲監督の作品なのですが、劇中の中に登場する妖怪たちが気になっています。

妖怪といえば妖怪研究家でもある水木しげるの作品で有名なアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」をモチーフにしているのでしょうか。

また、この映画には、水木しげる本人もキャラクター化されて登場しているので、高畑勲監督との関係についてと、妖怪パレードや登場する妖怪の名前についても合わせて深堀します。

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平成狸合戦ぽんぽこの妖怪

映画「平成狸合戦ぽんぽこ」は、昭和40年代に多くのタヌキたちが暮らす、多摩の山里が人間の手によって開発されることを舞台に描かれていて、タヌキたちは化け学(ばけがく)を使って人間たちにあらゆる手段を使い対抗していく物語です。

この映画は、高畑勲監督の今の世の中を風刺したメッセージ性が強い作品になっています。

劇中では、タヌキたちが化け学を使いあらゆる妖怪たちに変身して登場するのですが、そのキャラクターたちが水木しげるのアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」を彷彿させるキャラクターのようで気になります。

登場する妖怪キャラクターは、「妖怪大作戦」「妖怪パレード」のシーンに多く登場したり「百鬼夜行」に扮するタヌキたちがニュータウンを襲ったりしています。

登場する妖怪たちを紹介。

妖怪の名前

「ペロリ太郎」がドライブインシアターのスクリーンから登場。
(べか太郎をモチーフに描かれていて、大食いで人間を食べてしまう妖怪)
「のっぺらぼう」が交番やコンビニになどに登場。
(顔に目、鼻、口の無い日本独自の妖怪)
「つるべおとし」は権太が化けていてトラックに轢かれるシーンで登場。
(巨大な生首のような妖怪で、木の上から突然落ちてきて、人間を襲い、食べてしまうと言われている)
・その他、妖怪大作戦の中に「一ツ目入道」「からかさ小僧」(傘のお化け)など多くのお化けが登場しています。

この多くの妖怪が登場する妖怪大作戦」「妖怪パレード」も見応えがあり魅力のシーンの一つですね。

どこか見覚えがある妖怪たちなのですが、どうやら水木しげる先生の作品のようです。

この映画には、水木しげるがコメンテータ役に扮するキャラクターで登場しているのが何よりの証拠ですし、映画には水木しげるは「協力」とクレジットされています。

では、高畑勲監督と水木しげるはどのような経緯で映画「平成狸合戦ぽんぽこ」に関わることになったのでしょうか。

高畑勲と水木しげるの関係

映画「平成狸合戦ぽんぽこ」高畑勲監督と水木しげるが協力関係になり名を連ねた作品は、この映画が最後の作品になる訳ですが、2人にはどのような関係や共通点があったのか見ていきます。

共通点

・太平洋戦争を経験している

高畑勲監督は、当時9歳の時に岡山県岡山市で空襲にあっています。後に太平洋戦争を題材にした野坂昭如原作の小説「火垂るの墓」を映画化しています。

水木しげるは、当時22歳くらいで太平洋戦争を経験しており、ニューギニア戦線・ラバウルで過酷な戦争体験を重ね、アメリカ軍の攻撃で左腕を失っています。

後に、戦争の実体験と自身の妖怪好きがこうじて、漫画「ゲゲゲの鬼太郎」を執筆しています。

・アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の仕事

「ゲゲゲの鬼太郎」はご存知の方も多いと思われますが、水木しげる原作の漫画の妖怪アニメで、原作のグロテスクさや下ネタ、社会風刺の部分を抑えた以外はほぼ忠実に映像化されているそうです。

アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」:第一シリーズ(1968年1月3日ー1969年3月30日)は、鬼太郎初のアニメ作品なります。(白黒放送)

高畑勲監督は、その全65話の中の62話「海じじい」の回にアニメの「演出」担当としてクレジットされています。

この頃、高畑勲監督は、1968年公開の映画「太陽の王子ホルスの大冒険」の監督・演出として抜擢され活躍し始めた頃のようです。ジブリを宮﨑駿監督と立ち上げる数年前の話のようです。

・世の中を風刺した作風

戦争を主題にした反戦を訴えるようなメッセージ性が強いテーマの作品「ゲゲゲの鬼太郎」「火垂るの墓」を世に送り出していることと、世の中を風刺したような作風に共通点がみられます。

 

お互いを同じような価値観を持つ同志だと捉えていて、高畑勲監督がメジャーになる前にアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」で一緒に仕事されていることから、いつかはまた一緒に仕事がしたいという想いがあったのかもしれませんね。

「平成狸合戦ぽんぽこ」は惜しくも、2人が一緒に仕事される最後の作品になりましたが、お互いにリスペクトを感じました。

まとめ

・平成狸合戦ぽんぽこの登場する妖怪は水木しげるの作品。自身もコメンテータ役に扮するキャラクターで登場し、映画では「協力」とクレジットされています。

・高畑勲と水木しげるの関係は、戦争体験から同じような価値観(反戦)を持ち、世の中を風刺する作風に共通店が見られ、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」で一緒に仕事されています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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