鵜飼いの鵜はかわいそう?なぜウミウなのか鵜匠との生活についても

5月に入り各地で鵜飼が始まる季節になりました。

鵜飼は日本の各地10ヶ所以上行われている夏から秋に掛けて行われる風物詩です。

この時期になると鵜飼に使われているウミウが毎日漁にかり出され大変でかわいそうだなと思ったりもします。

この記事では、そもそも、なぜウミウが鵜飼に使われるのか鵜匠との生活や絆についてまとめていきます。

鵜飼いの鵜はかわいそう?

鵜飼の歴史は古く日本では1300年前から行われていきている漁法でしたが、近年では漁法というより人間が楽しむための娯楽という文化として親しまれています。

日本各地で行われてきている鵜飼ですが、簡単に場所・時期についてまとめていきます。

・山梨県笛吹市(笛吹川)石和鵜飼
7月20日(金)~ 8月19日(日)の水・木・土・日 ※平成30年

・岐阜県岐阜市(長良川) 長良川鵜飼
5月11日〜10月15日の間に毎日開催。※例年
鵜飼休み(一日間)増水時などの中止あり。

・岐阜県関市(長良川) 小瀬鵜飼
5月11日〜10月15日の間に毎日開催。※例年

・愛知県犬山市(木曽川)木曽川うかい
6月1日〜10月15日 ※例年

・京都府宇治市(宇治川)宇治川のうかい
7月1日(日)~9月30日(日)※平成30年

・京都府京都市(大堰川)
7月1日〜9月23日(8月16日休み)※例年

・広島県三次市(馬洗川)三次の鵜飼
6月1日〜9月10日 ※例年

・山口県岩国市(錦川)錦帯橋の鵜飼
6月1日~9月10日 ※例年

・愛媛県大洲市(肱川)大洲のうかい
6月1日~9月20日 ※例年

・大分県日田市(三隈川)三隈川の鵜飼
5月20日〜10月31日  ※例年

・福岡県朝倉市(筑後川)筑後川鵜飼
5月20日〜9月末 ※例年

・富山県富山市婦中町島本郷(田島川)売比河鵜飼祭(めひかわうかいさい)
年1回行われる2019年は5月25日に開催。

一覧にしてみるとよく分かるのですが、鵜飼は西日本を中心に行われているのですね。

各地で行われている鵜飼ですが、ツイッター上ではかわいそうという意見が多くつぶやかれています。

私も子供の頃、鵜飼の鵜は縄につながれ毎日かわいそうだなと思っていましたが、でも、鵜もシーズン中は毎日頑張って漁に出てきているので、ただ単にかわいそうだなと思われているのも不憫なので、鵜飼について深く見ていきたいと思います。

鵜飼にはなぜウミウなのか鵜匠との生活についても

鵜飼に使われるウミウの頑張りが少しでも報われるように、鵜飼にはなぜウミウなのか、また、ウミウの習性や鵜匠との生活や関わり方について見ていきます。

鵜の特徴

鵜は、世界の主に温暖な地域に生息しており、カツオドリ目ウ科の水鳥の総称と言われています。

岐阜の長良川鵜飼では、カワウよりも体が大きくて丈夫なウミウを鵜飼に使います。

野生の鵜はあまり見ることがないので馴染みが無いですよね。

日本各地の鵜飼でも長良川で育った鵜が使われているいるようです。およそ2〜3年かけて一人前の鵜に育て上げます。

日本では茨城県日立市十王町の伊師浜海岸のみで野生のウミウが捕獲が行われ、各鵜匠家に届けられ育てられます。

鵜は、人に懐きやすく扱いやすい鳥と言われていて視力が非常に優れています。

外敵から逃げる時に喉にためた魚を吐き出して飛び去る特徴や習性などが、鵜を鵜飼に使うきっかけになったという説があるようです。

視野が広く視界に入る魚(鮎)をたくさん捕える鵜飼は、他の漁法に比べて魚の捕り逃しが少なく効率的だと古くから鵜を使った漁が行われてきました。

また、鵜が魚をくわえると一瞬で死ぬので、脂が逃げず鮮度がいいと皇室に献上されていた時代がありました。

現在は鵜が取った鮎は鵜自身が食べているそうです。

鵜飼がある一日の生活

 朝方、鵜匠は鵜たちが暮らしている鳥屋に行き、鵜を1羽ずつ取り出して、喉や腹に触れて、体調を把握するところから一日が始まります。

鵜匠の家では通常20羽くらいの鵜が飼われています。

鵜の食事は一日一回冷凍のホッケが与えられているようです。

また、鵜が健康で快適に過ごせるように鳥屋も常に清掃されいます。

夕方になると、鵜匠は再び鳥屋に行き、その日の漁に連れて行く鵜を選び鵜籠に入れます。野球でいえばピッチャーのようで、その日に調子がよい鵜を使っているのですね。

鵜飼では2羽でペアを作って漁をするので、その2羽同士は仲がよく、他の鵜と組むことはないようです。

そして、鵜舟と呼ばれる鵜匠と鵜が乗る鵜飼い船に乗り込み、「まわし場」という鵜飼が始まるまでの待機場所に向かい漁を待ちます。

出漁する間際に、6艘の鵜舟が出発する順番をくじで決めて鵜飼漁が始まるのです。

鵜飼漁では、はじめに鵜舟と鵜飼観覧船が並走して、川を下りながら漁をする「狩り下り」を行い、鵜匠の見事な手縄さばきや鵜が鮎を捕らえる瞬間を間近で見ることができます。

「狩り下り」を終えると、クライマックスを迎え、鵜舟は再び川を上り、6艘が川幅いっぱいに斜めに広がり、ゆっくり下りながら漁をする「総がらみ」が行われます。

また、各鵜匠の鵜飼漁の違いを楽しむことが出来ます。

そして、鵜飼漁を終えると、鵜の腹をさすって食べ方の足りない鵜に餌を与えます。

これを「あがり」と呼び、あがりを終えると、鵜を鳥屋籠に戻して休ませ、実働3〜4時間の鵜飼の一日が終わります。

鵜匠と鵜の絆

鵜匠は毎日、鵜のことを大切に思って生活しており、鵜のことを「家族」「兄弟」「子ども」「孫」「相棒」などと表現しているようです。

共に生活し、お互い毎日一生懸命漁をすることで、鵜匠と鵜との間には深い絆が生まれているようです。

年老いて鵜飼を引退した鵜も、引き続き鵜匠の家で暮らして最後を迎えているようです。

野生の鵜の寿命は、平均4〜5年ですが、鵜飼に使われる鵜は、手厚い世話を受けるので15〜20年生きるそうです。

毎年、鵜飼シーズンが終わると、鵜に感謝と弔いの気持ちを表し、亡くなった鵜の供養が行われています。

鵜匠の鵜に対する愛情が鵜もわかるので、鵜は毎日頑張って魚を捕ってきてくれるのです。


毎日、鵜飼の鵜は首に縄をくくり付けられ、鵜飼漁にかり出されているのを見ると、かわいそうだと感じることはありますが、鵜匠と鵜の生活や関係と絆を知ると、また見方が変わってきます。

鵜匠の生活は鵜がいることで成り立つわけであり、鵜も鵜匠に可愛がら育てられることで野生の鵜の3〜4倍長生きすることが出来ます。

もちろん、鵜の気持ちが分かるわけではないですが、鵜匠と鵜の絆を知ることで、少しでも鵜飼の見方が変わってくるのではないでしょうか。

まとめ

私も鵜飼の鵜はかわいそうだなと思ったことはありますが、鵜匠と鵜の生活を通して絆や信頼関係を知ると、また鵜飼の見方が変わってきました。

鵜匠と鵜は本当の家族のようでお互いが生活を支え合っているので深い絆が生まれています。

だから日本では長年親しまれている日本の伝統文化として大切に守られてきているのですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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