風立ちぬの菜穂子が嫌いと言われるのはなぜ?映画の評価が別れる理由は男尊女卑?

どうも!土谷ヒロです。

映画「風立ちぬ」は、実在する主人公の堀越二郎が飛行機の開発に奮闘する半生と、妻の菜穂子が結核を患いながらも、共に力強く生きていく姿を描いた物語です。

この映画は、宮﨑駿監督のジブリ作品で、ゴールデングローブ賞外国語映画賞にノミネートされているのに、なぜか評価が別れているのと、なぜかヒロインの菜穂子が嫌いと言う意見があるので、その2つの真相に迫ります。

風立ちぬの映画の評価が別れる理由

映画「風立ちぬ」は、海外でのアニメーション映画部門で多くの受賞したり、ゴールデングローブ賞外国語映画賞にノミネートされたりと話題になりましたが、なぜか評価が別れる作品になっています。

この映画は、宮﨑駿の漫画が原作になっていて、主人公の堀越二郎は実在の人物です。また、この映画は堀辰雄の小説「風立ちぬ」に登場するヒロイン(節子)の着想を合わせて仕上がっています。

2つの物語を組み合わせてのストーリーなので、それぞれの原作のファンから違いを指摘され評価が別れる原因になっているのでしょうか。穂子が嫌われる理由についても気になるところです。

簡単なあらすじ

少年の頃から飛行機に憧れている堀越二郎は、夢に見た飛行機の設計家カプローニ伯爵に激を飛ばされ、飛行機の設計者を目指すことになります。ときは戦前の恐慌時代で関東大震災を経験し極貧生活を乗り越え、菜穂子と再び再会し、結核という難病を抱えながらも、共に生きていくことを誓い結婚して、2人で困難と戦っていく物語です。

映画「風立ちぬ」は、宮﨑駿の漫画の原作と堀辰雄の小説をミックスさせるとこのような内容です。

まずは、映画の評価が気になるので、映画.comヤフー映画のレビュー評価を見てみます。

・映画.comのレビュー評価は★3.6
・ヤフー映画のレビュー評価は★3.35

2つの評価サイトのレビューも若干評価が別れているようですが、両方とも良くも悪くもないという印象を受けますね。

レビューの詳しい評価の内容を面白い感想、賛否両論(評価が難しい)感想、面白くない感想をそれぞれまとめていきます。

面白い感想

「暗い中を一つの光が風に乗って走っていく青春映画であり、恋愛ドラマかつファンタジーに描かれていてよかった。」

「いろいろと考えさせられる映画でしたが美しく綺麗な物語。」

「まっすぐに生きる主人公とヒロイン。しっかり上を見上げて前を向いて生きようと思わせてくれる気分になりました。」

「生きるということは残酷なことだ。残酷でも生きるしかない。という強いメッセ―ジを受けとりました。」

「男のロマン、あの時代に必死で生きてきた人、私は心が震えました。」

「飛行機設計に美しい物を追求する主人公。そして人生に美しさを追求した妻。
二人の間にある、儚く、切なくもあり、何より強く凛とした想いにヤられました。」

「(生きねば)というキャッチコピーが的確にこの映画を表現していると感じました。」

「あまりにも簡潔で、それでいてあまりにも深くて切ない、大学生以上向けの映画かと思います。大人は楽しめます。」

面白い感想をまとめてみると、主人公の真っ直ぐな夢に向かう姿とヒロインの一途な愛の美しさが印象的で、生きていくことの辛さや大変さ綺麗さを改めて感じとることができて良いという評価が多くありました。

賛否両論の感想

「何度も見たい、一筋縄では行かない映画だと思います。賛否両論あるようですが美しいけれど美しいだけじゃないとても素晴らしい映画だと思いました。二郎の菜穂子と仕事のどちらか選べないところは残酷ですがそれがリアルだと思いました。」

「後半の菜穂子との2人の関係は眩しいほどに素敵に感じたし、切なく感じたし、やるせなく感じた。」

「行間を読む楽しさが十分詰まった極めて読み物的な映画。観終わった後の余韻がとてもよかったが、テーマはズシリとしてしんどいですが。」

「傑作ですが、いつもの宮崎アニメを観るノリでは楽しめないかと。大人向きです。」

「死に直面したことがある人とか、人生どん底に落ちたことがある人、本気で人を愛したことがある人が観ると面白いと思う。面白いというか感動する。けど、本当、人による。 千と千尋の神隠しとかハウルの動く城とかみたいに万人ウケはしない作品だと思うが、生きるって幸せなことばかりでもないと観てて思った。」

「時代の無慈悲な波に翻弄される孤高の天才。宮崎駿そのもの。そして映画を観る人もまた自分と重ね合わせる。観る人を選ぶ映画だと思う。賛否が分かれるのも当然。」

「良くも悪くも投げっぱなしで、その分説教臭くなく、(自由に感じ取ってください)というタイプの映画です。」

「少なくともこの映画で描かれている生き様は、現代的なものではない。 価値観の違いやジェネレーションギャップの経験が無い観客には 受け入れられない部分もありそうだ。」

「この作品には心の声が一切ない。解説的なセリフも皆無だ。 場面転換にも一切の説明がされていない。 観客に想像で補完する事を強いている事がよくわかる。」

賛否両輪の感想をまとめてみると、どちらかと言うと肯定的な意見が多くみられました。しかし、ジブリ作品なのに子供向けではない作品で、見る人の年齢や立場や状況によって、シーンの描写の受け止め方が変わるので評価しにくいようです。テーマが重かったので落とし込むのに時間がかかったという意見も多くありました。

面白くない感想

「本筋とは関係ないけど、堀越氏本人がそうであったのかどうかは不明だけど、結核の妻の横で喫煙するDV夫サイテー。」

「評価が分かれる映画かと。ジブリ=子どもと一緒に楽しめる映画と考えてらっしゃる方には不向きです。」

「やっぱり庵野さんの声は酷いです」

「分かっていても楽しめるかどうかといえば、主人公の堀越二郎のように夢に取り憑かれた人間でないと共感できないような描写ばかりでした。」

「主人公の抑揚のないセリフが気になって、楽しむよりも複雑な気持ちになりました。」

「この映画で宮崎監督は今までのファンタジー路線とは違いリアリズムを描こうとしたらしいが、やはり宮崎監督はファンタジー映画を作るべきだと思う。」

「主人公の声が下手すぎて全く内容が入ってこないという、経験は初めて!!」

面白くない感想をまとめてみると、一番多かったのが、主人公の越二郎の声優の庵野秀明さんの棒読みのセリフが受け付けないという意見が多くみられました。あとは、ジブリ映画なのに大人限定の作品なので子供と楽しめない、主人公の堀越二郎を中心に「男のエゴ」が描かれているのはいいとしても、結核を患っている菜穂子の前でタバコを吸うのはあまりにも男尊女卑でひどいというマイナスな意見もみられました。

評価まとめ

レビュー評価がかなり白熱している印象を受けました。評価される方もコメントで賛否両論に別れる作品だということを前提にして感想を述べている方が多く、大人向けの作品であり、見る人によって、受け止め方が全然変わってくるので、良くも悪くも評価がし難い作品なんだなという印象です。

あと、堀越二郎の声優の庵野秀明さんの評価が悪く、映画の足をひっぱている感じを受けました。それと男尊女卑を象徴するような場面や喫煙シーン「男のエゴ」もマイナスな要因のようです。

この評価が別れる理由には、菜穂子が嫌われている理由が見つからなかったので、次に、なぜ菜穂子は嫌われているのかに迫ります。

風立ちぬの菜穂子が嫌いの理由

映画「風立ちぬ」菜穂子は、宮﨑駿監督のオリジナルキャラクターですが、堀辰雄の小説「風立ちぬ」に登場する節子をモデルにしていると言われています。

菜穂子のキャラクター

東京の資産家の令嬢で性格は明るく純真だが芯の強い女性。趣味は絵を描くこと。

関東大震災で怪我をした侍女のお絹を助けた、二郎に恋心を抱く、その後なかなか再会を果たせずにいたが、療養のため滞在していた軽井沢町で再会を果たす。

二郎が現れたことで秘めていた想いを伝え、食事の約束をするが持病の悪化のため会えなかったが、紙飛行機を通じて互いの想いを深めることに。父の許しを得て交際をスタートさせ持病の結核を治すと宣言する。

だが、病は悪化して喀血し療養施設に入ることなる。しかし、二郎への想いは抑えがたく、療養所を抜け出して二郎のもとへ。その決意を知った二郎は黒川に仲人を頼み、二人は結婚し夫婦となる。

日に日に悪化する病に苦しむ姿を見せまいと気丈に振る舞い、頬紅をさすまでになる。連日深夜に及ぶ二郎の仕事を精神的に支える。だが、二郎が手がけていた飛行機の設計が終わり一段落ついたのを機に、置き手紙を残して姿を消した。

健気で一途な菜穂子ですが、どこに嫌われる要因があるのでしょうか。

私は男ですが男性の目線からでは、嫌いになるポイントが見あたらないように思われます。いつもキレイに着飾っていて、一途で、仕事にも理解があり最高のお嫁さんだと感じてしまいますが。

昭和という時代設定で、女は黙って待つ(男尊女卑)の風潮が現在の世の中に受け入れられなかったのでしょうか。

菜穂子に対する視聴者のレビュー評価(マイナス)をピックアップして真相に迫ります。

菜穂子の評価(マイナス)

「私は菜穂子さんとやらをやたら美しく描いているのが嫌でしたね。」

「病に冒されているのに、小綺麗にしている余裕はどこから」

「上流階級の余裕から生まれる見せかけの美しさを美化して描くことは私には理解できない。」

「人間の美しさはそんなもんじゃない。綺麗にしている余裕がなくても、必死に働いたり貧困や親の介護や子供の世話に終われていたり病気と向き合っている人こそ、私は美しく描いて欲しいし、宮崎監督にはガッカリした。」

「どうしても菜穂子さんの気持ちがわかりません。感染の可能性のある病気を持ちながら好きな人と暮らしたりイチャイチャしるのは恐ろしくてできないのが普通ではないかと思ってしまいます。」

「菜穂子さんの様子はどうしても深い愛というより、最後くらい好きな人とちちくりあいたいわ!程度にしか私には見えないのです。」

「菜穂子さんが山の診療所?を出て、主人公に会いに来て、そのまま一緒に住み、「来て」の流れはこの人はなんなんだと寒気がしてしまいました。」

「もし私が結核の病に冒されていたら主人公とは涙ながらに別れていたと思います。それが私は愛だと思うからです。」

「ヒロインは深い愛ではないかもしれないけど一緒にいたい気持ちは分かるな~という印象です。」

女性の方の意見がほとんどだと思いますが、映画を観るときは自分もその人物(女性の場合は菜穂子)になりきって感情移入してみると思うのですが、その人の価値観によっては受け付けないという意見があるみたいです。

結核を患っている身である振る舞いが受け付けない。現実主義である女性の意見が菜穂子が嫌われる要因になっているようです。

あと、あまりにも菜穂子のことを神格化し過ぎているという意見も嫌われる要因の一つのようで、フェミニズム的な観点からも「女性のエゴ(菜穂子のエゴ)=キレイなところだけを見て」を美化し過ぎている点も受け付けない理由のようです。

「男のエゴ」と「女のエゴ」をぶつけて美化して描いた所もそうですが、「映画の評価」と同様に「菜穂子の評価」も見る人によって意見が別れる作品のようですね。

まとめ

・映画の評価が別れる理由は、「風立ちぬ」生と死を描いたテーマが重く、見る人の年齢や立場や境遇によって大きく左右されるからだと思われます。また、庵野秀明さんの声優の評価の悪さや男尊女卑ともとれる場面やシーンがマイナス評価の要因のようです。

・風立ちぬの菜穂子が嫌いと言われる理由は、ヒロイン役に感情移入してみる女性視聴者に共感されなかったことと、フェミニズム的な観点からもあまりにも神格化し過ぎているところに違和感を覚えたという意見もみられました。

・「男のエゴ」と「女のエゴ」の過剰な表現もあり、「映画の評価」と同様に「菜穂子の評価」も別れる作品のようです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

あわせて読みたい!風立ちぬの菜穂子についての記事はこちら
風立ちぬの菜穂子のセリフは来てと生きてどっちが本当?ラストシーンについて考察
風立ちぬの菜穂子が山へ帰るシーンの意味は?二郎に宛てた置き手紙についても

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