2021年12月の年末は2度の寒波がやってきましたが、2022年1月以降も寒くなるのか、積雪はどうなるのか気になりますよね。
また、今年の冬はラニーニャ現象も発令されており、いつまで寒さが続くのかも気になるところ。
本記事では、2022年の冬、今年の冬は例年より寒くなるのか?暖冬の可能性や積雪量について調査していきます。
2022年今年の冬は例年より寒い?
2022年1月、2月にかけて、本格的に寒い冬が訪れますが、例年よりも寒くなるのか気になりますね。
去年の冬は、ラニーニャ現象の発生を受けて、一部の地域で厳しい寒さを迎えましたが、今年の冬もラニーニャ現象しています。
なので、今年の冬も厳しい寒さが予想されます。
2021年12月は暖かい日もありましたが、一時的に全国的に気温が低くなり、年末(26〜27日)は、日本海側を中心に積雪が増えて、名古屋や広島など太平洋側の市街地でも雪が積もりました。
また、滋賀県彦根市などでは、24時間降雪量が観測史上1位、群馬県みなかみ町藤原などでは積雪が100センチ以上になりました。
年末に襲った寒波ですが、年明け以降も寒さは継続するのか気になるところです。
気象庁や日本気象協会から、冬の気象予報が発表されているので見ていきましょう。
こちら日本気象協会が発表している冬(2022年2月〜4月)の平均気温の予報になります。
平均気温は、東日本、西日本、沖縄・奄美で低い確率が40%(2月)
北日本以外の地域は、特に、2月で平年より気温が低い予報が40%を越えているので、例年よりは低くなる見解が出ていますね。
同じく、気象庁からも、2022年2月〜4月にかけての3ヶ月の平均気温について予報が発表されています。
気象庁の見解も同じく、2月は北日本の気温は平年並みか高い傾向、東日本ではほぼ平年並み、西日本では、ほどんどの地域で寒くなるとの予報が出ていますね。
特に、西日本、沖縄・奄美で気温が低くなる予報が出ているので今年2022年も厳しい寒さになることは間違いなさそうですね。
2022年3月頃は全国的に平年並の気温の予想になりますが、北日本以外の地域では例年よりは寒くなる傾向にあるので、2022年2月頃までは厳しい寒さが予想されます。
また、気になるのはラニーニャ現象の発生や影響についてです。
ラニーニャ現象の発生で厳冬が予想される
気象庁は、11月10日(水)エルニーニョ監視速報を発表し、赤道付近の南米太平洋沖の海水温度が平年よりも低くなるラニーニャ現象が発生したと発表しました。
10月のエルニーニョ、ラニーニャ現象の監視海域の海面水温は、基準値に比べて0.7℃低くなり、11月になってラニーニャ現象の基準を満たしたため、ラニーニャ現象が発生したと発表。
冬の平均期間内はラニーニャ現象の発生確率が100%になっていいます。
また、最新の見解によりますと、2022年3月頃から徐々に、ラニーニャ現象は終息していく見込みです。
冬にかけてラニーニャ現象が発生すると、大陸では高気圧が強まり、上空を流れる偏西風は大陸で北へ、日本付近で南へ蛇行するため、日本列島に寒気が流れ込みやすくなります。
前回は2020年夏から2021年春にかけてラニーニャ現象が発生しており、2020年~2021年の冬は、前半に強い寒気が流れ込んだ影響で、2020年12月中旬、群馬県や新潟県では24時間降雪量が1mを超えで記録的な大雪となり、その影響で関越自動車道では多数の車両が立ち往生するなど、大規模な交通障害が発生しています。
2021年1月は北陸地方(富山県・福井県)でドカ雪となり、富山市で35年ぶりに積雪が1mを超えています。
また、西日本日本海側で降雪量がかなり多くなりました。
一方、冬の後半は寒気の南下が弱く、気温が高めで、冬を通してみると東・西日本と沖縄・奄美で暖冬でした。
過去のラニーニャ現象が発生した冬のデータをみると、冬全体的としては寒冬とはならなくても、場所によっては一時的には強い寒気が流れ込み、厳しい寒さや大雪をもたらしたことが分かります。
2020年は、東・西日本と沖縄・奄美で暖冬傾向でしたが、今年2021、2022年は、特に、西日本、奄美・沖縄地方で平年より気温が低くなる傾向にあり、12月、1月、2月は寒さが増す恐れがあるので注意が必要です。
気象庁が発表した2022年「2月26日〜3月25日」の向こう1ヶ月の天気の見通しになります↓
1ヶ月予報を見てみると、北日本は気温が高くなる見込みです。
また、年末年始に襲った寒波ですが、今後、降水量も平年並みか多くなり、寒気の流れ込み次第では積雪にも注意が必要ですね。
週単位で見ると、3月上旬にかけては全国的に気温が高くなる見込み。
週別の平均気温はこちら↓
ようやく、2月も終わり3月にかけては全国的に高温傾向になります。
しかし、3月5日〜8日頃かけて、冬型の気圧配置が強まり、北海道や東北を中心に荒れた天気となり、寒の戻りが予想されます。
低気圧が急発達し、低気圧の後面からかなり強い寒気が南下し、また、北陸も雪になり、近畿北部や山陰も山沿いを中心に雪の降る可能性があります。
具体的には、低気圧は6日(日)に千島列島付近に進み、日本付近は冬型の気圧配置が強まる見込みで、平地で雪を降らせる目安の上空1500m付近で-6℃の寒気となり、紀伊半島や四国付近まで南下し、日本海側は広い範囲で雪が降る見込みです。
3月2週目は寒の戻りがあり、まだまだ寒さには注意が必要です。
また、暖かい日は多くなりますが、寒の戻りで一時的に冷え込む日もあるため、特に、朝晩の寒暖差にはご注意ください。
こちら最新情報が入り次第更新していきます。
2022年今年の冬の積雪量(降雪量)は例年より多い
2021年12月26〜27日頃に、日本海側を中心にもたらした大雪は、日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」と呼ばれる現象とみられ、大陸からの北風が、朝鮮半島北部の高い山脈で二つに分断され、日本海へ抜けた風は海上で再び合流し、海上から水蒸気を取り込み帯状の雪雲を発達させ、大雪をもたらしました。
1月6日(木)頃は、低気圧が本州の南海上を東に進み、「南岸低気圧」と呼ばれるパターンとなり、太平洋側で雪を降らせる気圧配置になり、東京都心でも4年ぶりに大雪警報が発令されました。
東京地心でも、6日(木)18時までに10センチの積雪を記録し、7日(金)の朝にかけて、路面の凍結で、各地で事故が起きています。
年末から年明けに襲った大雪ですが、年明け以降の積雪も気になるところです。
気象庁から雪の予報について発表されているので見ていきましょう。
こちら気象庁が発表している平均気温・降水量・降雪量(2022年2月〜4月)の予報になります。
今年の冬は冬型の気圧配置がやや強く、西日本を中心に寒気の影響を受けやすく、気温は、北日本は高く、東日本では、ほぼ平年並み、西日本と沖縄・奄美では低くなる予報がでています。
冬らしく、厳しい寒さとなる見込みで、冬の降雪量は、北・東日本日本海側では、ほぼ平年並み、特に、西日本日本海側で多い予想で、大雪にも注意が必要となります。
具体的に、積雪量(降水量)については、2022年2月〜4月までのデータが発表されています。
気温が低く雪が降る2月頃の降水確率では、全国的に平年並の傾向にありますね。
降水量は少ない訳ではなく平年並なので、寒気の流れ込みで雨から雪に変わる可能性があるので、注意が必要です。
最近の冬は全国的に暖冬傾向になり記録的な暖冬で、日本海側の雪も記録的に少なくなりましたが、今年は例年よりは冬らしく厳しい寒さの日が多くなり、特に日本海側では降雪量が多くなる可能性があります。
今まで暖冬傾向で全国的に雪が少なかったので、今年の冬はより寒く感じられるかもしれませんね。
なので、今年も寒さ対策(雪対策)は、ばっちり準備しておきたいところです。
まとめ
本時事では2022年今年の冬は寒いの?例年より暖冬になる可能性や積雪量についてもと題して情報をまとめました。
今年の冬は1月の年明け以降も寒い日が続き、2月以降も継続して厳冬が続きます。
全国的に例年より寒くなるので寒気の流れ込みでは、各地で積雪にも注意が必要になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント
仙台市の西部山沿いに住んでいます。今冬はとにかく寒いです。12月に降った雪が2月まで根雪になっています。日中最高気温が5度以下なのでわずか10cmの根雪が溶けないのです。今冬は天気は良く降雪量は少ない。最低気温は平年並みですが日中の最高気温が記録的に低く寒いです。