映画「アナと雪の女王」で登場するハンス王子は、はじめはイケメンでいい人だと誰も疑うことはありませんでしたよね。
しかし、ラストでは本性を表し悪いやつになり違和感を感じた人もいると思います。
結局、ハンス王子はいい人なのか、悪い人なのか、その後の続編でもかわいそうな役なのか見ていきましょう。
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ハンス王子はいい人なのか悪いやつなのか?
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— H Imaizumi (@hodegizefiju) November 9, 2019
ハンス王子の登場シーンは、アナがエルサの戴冠式のはじまる前に街中で舞い上がっているところ、偶然出会い思わぬアクシデントで2人恋に落ちることになります。
アナが恋に落ちることに無理はありません。
やさしいイケメンですし、サザンアイルズ王国の第13王子でもあり、同じ孤独という境遇や出会いも衝撃的で運命的なものでした。
ハンス・ウェスターガードのプロフィール
あなたの初恋おぼえてる?
アナには苦い思い出が・・・
ハンス王子とアナが歌う「とびらを開けて」
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ハンス王子は、サザンアイルズ王国の第13王子で、ヘーゼルグリーンの瞳に、赤みのある栗色の髪した長身(身長183cm)のイケメン。
年齢は、アナより5歳上の23歳で、エルサの戴冠式に招待されアナと出会い、孤独感を打ち明けたアナに対し、ハンスも同じ境遇であることを告白します。
アナとハンス王子の歌唱&ダンスシーン「とびら開けて」でのデュエットも息がぴったりでした。
そして、出会ったその日に、アナにプロポーズすることになり、結婚の承諾をもらいにエルサのところに報告に行くことなります。
ハンス王子は、イケメンだしいい人そうだからアナが恋に落ちるのもわかりますが、いきなりのプロポーズとあまりの急展開に違和感を感じた人もいるのではないでしょうか。
まさか、最後に衝撃の結末が待っているなんて、ここでは誰も想像することが出来ませんよね。
アナがエルサにハンス王子との結婚について報告したことで、トラブルになり話が急展開することになります。
ハンス王子はいい人?
ハンス王子は、アナがノースマウンテン雪山にエルサを捜索しに行っているときは、アレンデールの王国を任されることになります。
捜索に行くアナに愛馬を貸出し、氷の国となったアレンデールの人々に毛布と暖かい食事を用意しています。
そして、アナを乗せていた馬だけが、アレンデールの城に戻ったことに異変を感じ、城の兵士たちを連れてエルサの氷の城に出向くことになります。
その後、ハンスはエルサを牢屋に閉じ込め冬を終わらせるよう説得しますが、解決することが出来ませんでした。
ここまでは、ハンスが悪者だと一切感じられません。
話がまた急展開するのは、アナが凍りついた体でアレンデール城に戻ったときです。
ハンスは悪いやつ?
クリストフによってアレンデールの城にたどり着いたアナは、ハンスに事情を話し、彼に愛の証であるキスを求めますが、拒絶しここで態度が急変します。
えー?
実は、ハンスはアナを愛していませんでした。
立場の弱い13人兄弟の末っ子から、逆玉の王に成り上がるためにアナに近づいただけだったのです。
ハンスは、まさに瀕死のアナを冷たい部屋に閉じ込めて放置してしまいます。
城の側近たちにはアナが死んだと告げ、完全に主導権を握り王国の主に成り上がろうとし、エルサを反逆罪で処刑すると宣告します。
ええー?
しかし、最後は、エルサに剣を持って振りかかるところ、アナが現れ凍りついた体によってハンス王子は跳ね返され事なきを得ることになります。
話が急展開過ぎて困惑しましたが、最後のどんでん返しでハンス王子は「アナ雪」のヴィランとしての役割に回ることになりました。
ハンス王子の設定は「悪魔の作った鏡」
映画「アナ雪」は、アンデルセン童話は「雪の女王」からインスピレーションを受けていると言われています。
これまでに登場したディズニー・ヴィランズは、最初から視聴者に悪役であることがわかり、物語の途中から不可解な行動をとる者が多かったが、ハンスは終盤まで本性が明らかにされていません。
「アナと雪の女王」の監督のジェニファー・リーは、
ハンス王子の本質について原作の「悪魔の作った鏡」である、「鏡のように周囲の人物の心象を写し出しているのだ」
とインタビューで語っています。
ハンス王子の役割は、「真実の愛」を導き出すために設定されたもので、魅力的なキャラでありながら、対する相手には共感の姿勢を示し中身は空っぽのキャラクター。
物語の全ての事柄を反映して鏡として写す機能を担っている役割があり、相手に合わせてころころと感情や行動が変化しています。
ハンスは誠実でないと思われがちですが、相手の1番近いその場の感情を反映し、それを具現化し、反射しているだけなのです。
ハンス王子の行動により、「アナ雪」の物語が本当に伝えたいことが、よりはっきりと浮かび上がることになりました。
ハンス王子のキャラクターに違和感を感じている人は多いと思いますが、個人的には、いい人でも悪い人でもなく、ただ単に、物語のスパイスとして描かれているのではと解釈しました。
しかし、純粋なアナの気持ちを裏切ったことや、エルサに剣を向けたことなどは許されない悪行なので、やはり悪いやつというのが正しいかもしれません。
また、別の見方をすれば、エルサとアナのわだかまりを解き真実の愛に導き、アナとクリストフが結ばれる結末を演出したことになるので、ある意味いい人なのかも。
ハンス王子のその後の続編ではどう描かれているのか
ハンス王子は、その後アナに怒りの制裁を受けて拘束され、アレンデールとの貿易を打ち切られ、サザンアイルズ王国に強制送還されることになりました。
アナ雪のスピンオフ短編映画で、その後の出来事を描いた「アナと雪の女王 エルサのサプライズ」にハンス王子登場しています。
アレンデールでの罪により王位継承権を剥奪され、サザンアイルズの馬小屋で労働させられていましたね。
少し、かわいそうだなとも感じてしましましたが…
忙しく馬小屋のフンの片づけをするハンス王子はいかにも落ちぶれてしまい、あまりのキャラ変に衝撃を受けた人も、いや当然の報いだと思った人もいるのでは。
そんなハンス王子は続編映画「アナ雪2」にもクレジットされていますね。
ハンス王子「アナ雪2」の役どころはかわいそう?
ハンス王子は「アナ雪2」に登場することは決まっていますが、どんな役どころで出演するのか分かっていません。
予告動画を見ても登場シーンはないので、どんな場面で登場するのか気になりました。
今回の続編映画は、エルサに焦点があてられ、なぜ魔法の力を与えられたのかに迫るストーリーです。
魔法能力がないハンス王子が再び、ディズニー・ヴィランズとして登場する可能性は低いと思われます。
また、サザンアイルズの馬小屋で労働シーンで登場するのか、それかもっと酷い過酷な労働シーンで登場するかもしれませんね。
あくまで推測なので、「アナ雪2」でのハンス王子の登場シーンを注意して見てみたいと思います。
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まとめ
ハンス王子はいい人で登場しながらも、最後の最後まで本性を隠していたため、急なキャラ変に違和感を感じた人がいました。
いい人から最後に悪いやつになってしまったので、ある意味かわいそうでもあります。
ハンス王子は結果として悪いやつで収まりましたが、「アナ雪」での真実の愛をみつけるためのエルサとアナのわだかまりを解く、最後に重要な役割がありました。
続編「アナ雪2」についてもどのように描かれるのか楽しみですね。
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