映画「空母いぶき」は2019年5月24日公開の映画。人気俳優の西島秀俊さんが主演など、総理役の佐藤浩市さんの発言などで何かと話題を呼んでいる作品ですね。
本作に登場する「空母いぶき」のモデル・元ネタは実在するのかと、合わせてロケ地・撮影場所は本物の戦艦を使っているかなど気になるポイントに迫ります。
映画空母いぶきのモデル・元ネタ
空母いぶき
戦闘機、潜水艦、空母と其々の戦闘シーンが用意されてんこ盛りに満足!
面白かった。
単純な戦闘映画でなく、今を生きる我々に向けてのメッセージが詰まっている。
近未来、国籍不明の勢力から日本が攻撃をされる。その時の国、政府、自衛官、国民、メディア、世界の物語。5月24日公開 pic.twitter.com/tyhGogETJO
— NISHI THE WILD (@ryuugo0420) April 10, 2019
映画「空母いぶき」は、日本と架空の敵国「国籍不明の船団」と対峙していく物語になっているのですが、まずは、あらすじについて見ていきます。
あらすじ
20XX年に日本の最南端沖で起こった国籍不明の軍事勢力による突然の発砲が発端となり、日本の領土の一部が占領され、海保隊員が拘束される自体に襲われる。緊迫する状況の中、政府は初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を就航させ、対応に迫られる空母「いぶき」と政府。現地の状況を伝えるジャーナリストたちと一般市民たちの危機迫る24時間の物語が描かれています。
敵国は国籍不明となっていますが、映画「空母いぶき」には元ネタがあるようです。
元ネタ
「空母いぶき」は、漫画「沈黙の艦隊」「ジパング」などの軍事系作品で有名なかわぐちかいじ氏の作品です。今までの発表した作品の中でも、より現実的かつ具体的に描かれた作品になっています。
それは、2010年の尖閣諸島中国漁船衝突事件や、度々問題視されてきている尖閣諸島中国船領海侵犯事件を念頭に、日中関係の模様を題材にしており、よりリアルな作品に仕上がっているようです。
敵国=中国とも捉えることができるので何かと物議を醸し出しそうな作品になっていますね。
また、本作に出演の佐藤浩市さんが自身が演じる総理大臣役について、取材で体制側の立場を演じることに抵抗感があったなどと発言したインタビュー内容が炎上していますね。
なにかと注目を集める作品になることは間違いないようです。
モデル
“空母化”決定の「いずも」乗船取材 インド洋で共同訓練 – FNNプライムオンライン https://t.co/UFzAS6g4Nq #FNN
安倍晋三氏は、<空母いぶき>を映画鑑賞して模範的なコメントするっぽい気がする〜(=_=)— Torachan_no_mago (@inadaira9) May 16, 2019
「空母いぶき」という戦艦は実在しないのですが、実際に建造された海上自衛隊の装備する大型の航空機搭載型護衛艦、「いずも型護衛艦」がモデルになっているようです。
それをさらに発展させた架空の護衛艦「空母いぶき」が、アメリカの垂直離着陸型スティルス戦闘機F-35Bを搭載・運用し、本作では能力を向上させ日本を敵国からの脅威から守るべく登場します。
「いずも型護衛艦」は2012年〜2017年の間に製造され、今も現役で活躍しています。ヘリコプター搭載護衛艦に特化した護衛艦になっています。
また、「空母いぶき」にある名前の「いぶき」は、日本海軍の航空母艦である「伊吹」の名前からきているようです。しかし、完成することなく戦後1946年に解体処分されました。
#今日は何の日
今から76年前(1943年 昭和18年)に
「伊吹」が進水しました。
空母への改装の為に船体にバルジが増設され、艦載機の大型化に伴い、大型の飛行甲板が採用されています。建造中に終戦を迎えその後、解体処分されました。
公開予定の映画「空母いぶき」の名前の由来となった船でもあります。 pic.twitter.com/QxQ261CFFX— 秋水 (@Ki_200_Rabbit) May 20, 2019
空母いぶきのモデルは実在した「伊吹」から名前を、現役の「いずも型護衛艦」をモデルに向上させた船艦に仕上がっているようですね。
映画空母いぶきのロケ地・撮影場所
【🎁プレゼント】
『空母いぶき』完成披露試写会
「沈黙の艦隊」で知られるかわぐちかいじの同名コミックを西島秀俊主演で映画化▽50組100名様
▽4月22日(月) 開場17:30/開演18:30 (予定)
▽応募はこちら→https://t.co/rFGz9AlN0i#空母いぶき #西島秀俊 #佐々木蔵之介 @ibuki192 pic.twitter.com/iWzNCgdKRp— 映画サイト | Movie Walker (@Movie__Walker) March 30, 2019
艦内
映画「空母いぶき」は、主に戦艦の艦内が撮影場所になると思われますが、実在する「いずも型護衛艦」などの館内で撮影されたのでしょうか。
映画「空母いぶき」は2018年3月~4月の間ににかけて撮影されました。
何やら近未来的な艦内司令塔室などは、モデルの「いずも型護衛艦」での撮影かと思いきや、東映東京撮影所で作られたセットのようです。
近未来のストーリーという設定を表すかのような青一色のセットの中で、最新のタッチパネル式の海図のほか、レーダーを映す巨大モニターなどが設置されています。
空母のCIC(戦闘指揮所=戦闘司令の中枢)は海上自衛隊のCICを参考にセットが組まれているようです。
また、映画に出てくる自衛隊は、本物の自衛隊ではなく、一般応募からのエキストラの人たちです。
東映東京撮影所
〒178-0063 東京都練馬区東大泉2−34−5
政府機関
内閣総理大臣・垂水慶一郎を演じる佐藤浩市さん、外務省アジア大洋州局局長・沢崎勇作を演じる吉田栄作さんらがロケを行ったのは、神奈川県綾瀬市役所になります。
神奈川綾瀬市産の白いとうもろこし(品種:ホワイトショコラ)はまもなく予約受付開始!純白の甘い実の糖度はメロンより高い!?https://t.co/RrACXfxHNk
ブタロケ隊のロケ実績も順調に増加中!
佐藤浩市さん、吉田栄作さんらが訪れて綾瀬市役所で撮影が行われた、映画『空母いぶき』も間もなく公開 pic.twitter.com/iSV4YfAxBY— LJマルシェ編集部 (@LJmarche) April 8, 2019
神奈川県綾瀬市役所
〒252-1123 神奈川県綾瀬市早川550
茨城県つくば市の「つくば国際会議場」にて、首相官邸危機管理センターの撮影も行われているようです。
今日わ!つくば国際会議場へ
だけど……
お仕事なのよねぇ(੭;´ ꒫`)੭💦
#やまphoto pic.twitter.com/Ufgq3obdIT
— やまちゃん@(*˘ ³˘)cнϋ ♡ (@yamachan_dq10) January 20, 2019
つくば国際会議場:〒305-0032 茨城県つくば市竹園2丁目20−3
他にも、群馬県前橋市、長野県諏訪市、静岡県熱海市でもロケが行われた可能性があるようです。
また、海外や洋上でのロケ情報はなく、占領されたとされる与那国島や宮古島での撮影も情報がありません。
※詳しい情報が入り次第追記して参ります。
まとめ
・映画空母いぶきは、かわぐちかいじ氏の作品「空母いぶき」が元ネタでオリジナル作品として仕上がっています。モデルは、名前を実在した「伊吹」から、現役の「いずも型護衛艦」の能力を向上させたものに。
・ロケ地・撮影場所は本物の艦内を使うことはなく、ほぼセットで行われたものと思われます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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