毎年、暑い夏ですが、お盆の時期は、各地で連日猛暑日を記録し、8月後半にかけても熱中症に気をつけないといけません。
ずばり、今年2023年は「いつから涼しくなる」のでしょうか。
本記事では「いつから涼しくなるの2023年?何月のいつ頃から涼しくなるのか時期を調査」と題してお届けします。
目次
いつから涼しくなるの2023年?
2023年度は日本全国各地で記録的な暑さを記録し、特に、お盆期間にかけて暑さに注意が必要ですね。
8月5日(土)には、各地で40度に迫る気温が観測されていますね。
1位:福島県伊達市梁川 40℃(2023/08/5)
1位:石川県小松市 40.0℃ (2023/08/10
福島県伊達市梁川では、午後2時00分に最高気温が40.0℃に達し、全国で今年初の酷暑日(最高気温40℃以上)になりました。
福島県で気温が40℃に達したのは観測史上初のこととなります。
昨年、全国で初めて40℃以上になったのは、群馬県伊勢崎市で、6月25日に最高気温40.2℃を観測しました。
また関東~九州まで広範囲で最高気温35℃以上の猛暑日となっていて、午後2時までに253地点が猛暑日となっています。
エルニーニョ現象の発生で今年2023年の夏は暑い
今年の夏は、ラニーニャ現象は終息し、エルニーニョ現象が発生しています。
エルニーニョ現象とは、日本の夏に影響を及ぼし、太平洋高気圧の力が弱まることで気温が下がり、日照時間が少なくなる現象です。
しかし、今回は、エルニーニョ現象の逆パターン、これはペルー沖の海水温が上がり、結果として日本の夏が暑くなる傾向があります。
今年の夏が暑くなる理由は、ラニーニャ現象が冬に終息したばかりなので、その影響はまだ残っていると考えられます。
太平洋の東風が弱まることで、普段は西側に吹き寄せられていた暖かい海水が海全体に広がり、海に吸収されるはずの熱が大気中に放出され、世界の気温が上昇するため、世界各地で猛暑を記録しています。
偏西風の蛇行
さらに、インド洋の水温が南東部で下がり、西部で上がる「正のインド洋ダイポールモード現象」が起こる可能性があり、これも日本の夏を暑くする要素となります。
日本や欧米など北半球の中緯度帯に位置する地域の上空には西から東に偏西風が吹いており、偏西風を境に北側に冷たい空気、南側に暖かい空気が存在。南から北に偏西風が蛇行することで、暖かい空気が北へ運ばれ、例年よりもその地域の気温が上昇する。
偏西風の蛇行は全ての季節で発生しますが、特に夏にそれが起きると猛暑を引き起こす。
今年の夏は、この蛇行が特に明確で、日本に影響を与えています。
偏西風が北に蛇行すると、チベット高気圧が太平洋高気圧の上に重なり、強く広がるようになるためです。
この現象により上空からの強い吹き下ろし(ダウンバースト)が生じ、空気が圧縮される力が増し、結果として地表面の温度が上昇します。
地球温暖化の進行
また、温室効果ガスの排出量は毎年増加しており、国際エネルギー機関(IEA)によると、エネルギー産業に関連した二酸化炭素(CO2)排出は昨年1%近く増えています。
気象庁のデータによれば、猛暑日(最高気温35度以上)の年間日数は過去数十年で増加しており、現在は約2.7日となっています。
これは、約30年前の0.8日と比べて約3.4倍の増加です。
同様に、猛暑日を経験した地点の数も、10年間で大幅に増加し、2675地点から3790地点へと増加しました。
また、大阪市の8月の月平均気温も約30年前の28.2度から現在の29.5度に上昇し、全体的な気温上昇を示しています。
日本だけでなく、世界各地でも危険な酷暑が発生している。
中国北部では、降水量が少ない上に記録的な暑さが続き、北京では41.8度の最高気温を記録。
ロシア・シベリアや極東でも猛暑が続き、アルタイ地方では38.5度を記録し、森林火災が拡大。
欧州ではスペイン、イタリア、ギリシャなどで40度を超える日が続き、イタリアでは救急搬送される患者が増え、保健省が外出を控えるよう警告を出している。
地球温暖化を止めるのは難しく、地球の温度が上がると熱波のリスクも高くなり、世界中に生き物や生態に影響も懸念されている。
毎年のデータから、連休のお盆明けも酷暑が続きそうな予想が出ていますが、2023年はいつから涼しくなるのか気になります。
2023年度の暑さについて、いつから涼しくなるのか見ていきましょう。
暑さのピークは8月だが9月10月も厳しい残暑
気象庁から、9月19日時点で10月〜12月までの3ヶ月予報が発表されていますね。
3ヶ月予報(10月〜12月)では特に、全国的に気温が平年よりも高くなると発表されていますね。
最新の一ヶ月予報でもは、全国的に、10月までは気温が高くなる傾向にあるみたいですね。
10月も平年よりも気温が高い予想が出ているので厳しい残暑で暖秋が続き季節の歩みは遅いと発表されています。
気象庁は21日、北海道から沖縄までの範囲に「10年に1度の高温予測」の早期天候情報を出しました。
この情報は、非常に珍しい高温が予想される場合に公表されます。
今後2週間、5日間の平均気温は通常よりも約2℃以上上昇し、9月27日前後には特に暑くなる日が続く見込みです。
なので、9月に入っても高温傾向が続き、お彼岸の頃までは残暑が厳しくなりそうですね。
今年も去年の気温傾向に似ていることから、11月頃には全国的に平年並みの気温に戻り、一気に秋が深まる可能性があるとのことです。
2023年は何月のいつ頃から涼しくなるのか時期を調査
暑い寒いの温度感覚は住んでる地域によって変わってきますが、日本の首都(東京)を中心にデータを取ると寒い暑いの肌感覚は以下のようになります。
涼しいというかカテゴリーはないですが、快適に過ごせる気温を指すと思われるので、23℃〜27℃くらいになれば涼しいと感じられるみたいですね。
なので、28℃を下回れば涼しいといえるでしょう。
各地の例年の平均気温については以下の通りです。
8月の気温:最高26° 最低 18°
9月の気温:最高22° 最低 13°
10月の気温:最高16° 最低 7°
11月の気温:最高8° 最低 1°
8月の気温:最高28° 最低 21°
9月の気温:最高25° 最低 17°
10月の気温:最高19° 最低 11
11月の気温:最高14° 最低 5°
8月の気温:最高31° 最低 24°
9月の気温:最高27°最低 20°
10月の気温:最高22° 最低 15°
11月の気温:最高17° 最低 9°
8月の気温:最高33° 最低 24°
9月の気温:最高28° 最低 20°
10月の気温:最高23° 最低 13°
11月の気温:最高17° 最低 7°
8月の気温:最高33° 最低 25°
9月の気温:最高29° 最低 21°
10月の気温:最高23° 最低 15°
11月の気温:最高18° 最低 9°
8月の気温:最高32° 最低 25°
9月の気温:最高28° 最低 21°
10月の気温:最高23° 最低 14°
11月の気温:最高17° 最低 9°
あくまで過去の平均的な気温になるので、今現在は温暖化が進み、もう少し平均気温は上昇していると思われます。
残暑が厳しいので紅葉の色づきも遅め
日本気象協会が第1回「紅葉の見ごろ予想」を公表しました。
今年の秋は残暑が長引いたため、紅葉のピークは通常よりも遅れて現れます。
色付きが進み始めるのは、最も早い場所で9月の終わり頃と見られます。
特に北日本では、色づきが例年に比べて遅れる見込みです。
紅葉の色づきは、最低気温が8℃を下回ると紅葉が進み、8℃を下回るようになって約3週間でキレイに色づくといわれています。
10月頃には涼しくなると予想
気象庁が発表した2023年10月〜12月の3ヶ月の気温傾向についても、全国的に10月いっぱいは例年より気温が高いと予想されています。
去年も記録的な暑さが続いており全国的に10月まで高温傾向が続きましたが、今年2023年も同じような気温傾向になると予想されます。
<2022年度>
それを踏まえて涼しくなる時期を予想してみると、例年よりは秋が訪れるのが遅くなると予想できそうですね。
<涼しくなる時期予想まとめ>
・仙台:9月頃
・東京:10月頃
・名古屋:10月頃
・大阪:10月頃
・福岡:10月頃
朝晩の寒暖差によっては、涼しく感じられる日が幾分かあるかもしれませんが、概ね涼しいと感じられる日は全国的にも10月に入ってからになるのではないでしょうか。
まとめ
2023年度も猛暑・酷暑が続いており、涼しい季節が恋しくなりますね。
今年の夏も各地で40℃に迫る気温を記録している地域がありました。
なので、長期間、熱中症対策には例年以上に力を入れる必要がありますね。
例年通りになりますが、9月以降も酷暑が予想されているので注意していきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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