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鬼殺隊の実在のモデルは?大正時代に鬼はいたのかも

アニメ

「鬼滅の刃」に登場する鬼を退治する鬼殺隊のモデルは実在しているのか気になりますよね。

また、鬼というのは、鬼滅の刃の敵の総称であり、現代で言う吸血鬼のように人の血や肉を好む生き物です。

大正時代に鬼や鬼殺隊は実在したのでしょうか。

今回は鬼殺隊や鬼のモデルや元ネタについて深堀します。

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鬼殺隊の実在のモデルは?

鬼殺隊は、鬼滅の刃の中で鬼を殲滅しようと戦う剣士たちの集まりのことです。

アニメの中での鬼殺隊は大正時代以前から活躍しており、元となったモデルはあったのでしょうか。

鬼殺隊の元ネタや実話はあるの?

鬼殺隊の元ネタは不明ですが、幕末に活躍した「白虎隊」がモデルではないかと言われています。

白虎隊とは、戊辰戦争の際に会津藩が組織した、16~17歳の武家男子を集めた部隊のことです。

中には13歳の少年も加わっていたようで、一際若い隊員がいたという点でも時透無一郎(14歳)がいる鬼殺隊とリンクするかと思われます。

また、白虎隊は本来予備兵力であり、持っていた火器が旧式銃のみで、敵対していた新政府軍の主力である新型銃器に対して著しく劣っていたという点についても、鬼と人間という力の差で表されているような気がしますね。

鬼滅の刃のモデルになる人物は?

鬼舞辻無惨のモデルも公表されていませんが、平将門であると言われています。

平将門は桓武天皇の子孫であり、承平年間では関東北東部一円の紛争で勝利を収めました。

また将門は、地方に下ってきた役人の多くが任務を怠り、荒稼ぎと貯蓄に勤しんでいたことに反抗し、武士や士豪、農民たちから支持されて自らを天皇と同格の「新皇」と名乗り、朝廷に対して反乱を起こします。

朝廷に抵抗する勢力は鬼と呼ばれていた事や、将門が討たれた後に天変地異や疫病が流行った事など、無惨に通ずる部分は多くあります。

鬼殺隊が羽織を纏う理由

鬼殺隊の柱や隊員の中には羽織を纏っている人がいます。

そもそも鬼殺隊の隊服は通気性が良かったり雑魚鬼の攻撃では破れない等、利点が沢山ありますが、羽織を纏うことで動きにくくなったり、通気性が悪くなったりしそうですよね。

羽織を纏う人がいる理由は特に触れられていないので不明ですが、柱でも羽織を纏っていない人もいるので、着たい人は着てもいいというシステムなのでしょうか。

個性を出しづらい鬼殺隊の中での唯一のお洒落なのかもしれませんし、もしかしたら防寒などの理由もあるのかもしれません。

唯一羽織の柄の意味が分かっているのが水柱・冨岡義勇です。

亀甲柄の方は友人であり同期の錆兎の物、赤っぽい色の方は姉の蔦子の物です。

2人とも義勇の近くで亡くなっており、義勇は2人の死や想いを背負うという意味で羽織を纏っているのでしょう。

ちなみに、恋柱・甘露寺蜜璃の靴下は蛇柱・伊黒小芭内からプレゼントされたものです。

鬼殺隊の隊服のモデル

前述した通り、鬼殺隊のモデルが白虎隊だとしたら、白虎隊が似た隊服を着ている絵があります。

現代の服で言うと、黒色の学ランのような服の中に白のインナー、膝丈ほどの袴にレギンスのようなものを履いています。

これは鬼殺隊の隊服に酷似しており、絵によっては青や橙の袴を履いている人物も描かれているので、鬼滅の刃でそういった個性は羽織で表現したのかもしれませんね。

鬼滅の刃鬼は大正時代にいたの?

実際に大正時代に鬼滅の刃のような鬼がいたということはありません。

もし、いたとしても、鬼滅の刃の世界のように鬼のことを知っている人はごく僅かだった為、現代の私たちに語り継がれていないのかもしれません。

大正時代に鬼がいたかは不明ですが、鬼滅の刃の鬼のモデルと言われているものは何なのでしょうか。

鬼のモデルは病気?

鬼滅の刃に出てくる上弦の鬼のモデルは伝染病ではないかと言われており、その中で特徴的なものをいくつかまとめます。

 

上弦の壱・黒死牟は黒死病、いわゆるペストだと言われています。

ペストはヨーロッパで流行し、人口の1/3以上が亡くなったと言われる強力な伝染病です。

感染すると肌が黒くなっていくのが特徴で、放置すると確実に死に至るという病の為、1000年以上ヨーロッパを苦しめたそうです。

かなり強力な伝染病であり、人間を苦しめていたという点で黒死牟と共通します。

 

上弦の弐・童磨は結核だと言われています。

本格流行したのが江戸時代から明治時代頃で、抗菌剤の治療法がなかった時代には不治の病とされていました。

感染すると長期に渡り倦怠感や体重減少が続き、肺を蝕むそうです。

吸い込むと肺が壊死してしまう童磨の技と似ています。

 

上弦の参・猗窩座はコレラだと言われています。

コレラは細菌性の感染病で、感染するとあっけなく死んでしまうことから「虎狼痢(ころり)」とも呼ばれていました。

汚染された飲食物を摂取すると感染するそうなので、猗窩座が人間だった頃に恋雪と慶蔵が井戸水に毒を入れられて死んでしまったという点に似ています。

 

上弦の陸・堕姫と妓夫太郎は梅毒だと言われています。

梅毒は性感染症で、発症すると赤い発疹など全身に様々な症状が出ます。

堕姫の人間時代の名前が梅であったことや、梅毒が遊郭の遊女を苦しめた病である事が理由です。

 

上弦ではない鬼は、病気ではなく鬼や技の特徴が名前となっている事が多いようです。

鬼のモデルは神話?

前述した通り、上弦の鬼は病気がモデルと言われていますが、神話に通ずる部分も多くあります。

まず、鬼殺隊の最高戦力である「柱」というのは神の数え方でもあるので、鬼だけでなく鬼殺隊側にも神話的な要素があることがわかります。

そして、鬼舞辻無惨は「古事記」に登場する、日本列島を生み出したとされる女神イザナミがモデルで、産屋敷耀哉は男神イザナギではないかと言われています。

古事記の中では、イザナミは火の神カクヅチを生む時に火傷を負って死んでしまいますが、イザナギはイザナミを黄泉の国から連れ戻そうとします。

しかし、イザナミは黄泉の国のものを食べてしまっていた為に元の世界に戻ることは出来ず、さらにイザナギは火傷を負った醜いイザナミを見て驚いて逃げ帰ってしまいます。

激怒したイザナミは「これから毎日人間を1000人殺してやる」と言い、イザナギは「ならば毎日産屋を建てて1500人の子供を産ませよう」と言います。

“産屋を建てて”というところは産屋敷の由来ではないでしょうか。

 

イザナミは多くの神を生み出した女神なので、人間では及ばない力を持つ鬼を量産しており、人間を多く殺している鬼舞辻無惨と共通すると思われます。

 

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まとめ

鬼のモデルは原作で触れられていないので、今回のまとめはあくまで推測ですが、共通点が多く、かなり信憑性があるように思います。

作者の吾峠呼世晴さんは、過去の歴史や神話、病気などを元ネタに原作を執筆されたのではないでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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