平成狸合戦ぽんぽこが放送されない・頻度が少ない理由は?視聴率と宮﨑駿作品が関係している? | パパママハック
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平成狸合戦ぽんぽこが放送されない・頻度が少ない理由は?視聴率と宮﨑駿作品が関係している?

雑記

映画「平成狸合戦ぽんぽこ」は、高畑勲監督が原作・脚本を務めた作品なのですが、ジブリ映画としては、唯一、宮﨑駿監督以外の原作・脚本作品であり注目を集めました。

この映画が地上波であまり放送されないイメージがあると、巷では思われているようなので、その理由を宮﨑駿監督作品の放送回数視聴率などと比較し真相に迫ります。

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平成狸合戦ぽんぽこが放送されない理由

映画「平成狸合戦ぽんぽこ」は、高畑勲監督の現代社会を風刺するような表現が多く見られ、ジブリ映画の中でも異彩を放っています。

今の世の中の日本に対しての憂いとメッセージ性が強い作品になっているので、視聴する人によって好き嫌いは別れやすい作品のように感じます。

この映画は、「平成狸合戦ぽんぽこ」のタイトルにある平成最後になる今年(平成31年)高畑勲監督命日でもある4月5日に地上波で放映されることが決定しています。

1994年(平成6年)に封切られた映画になる訳ですが、地上波での放送回数視聴率を見ていき、実際にあまり放送されていないのか見ていきます。

放送回数(視聴率)

映画「平成狸合戦ぽんぽこ」1994年7月16日公開

1.1995年10月6日  (19.2%
2.1998年3月13日 (17.8%)
3.2000年2月25日 (17.5%)
4.2002年10月18日 (14.4%)
5.2004年8月27日 (13.0%)
6.2006年11月10日 (11.4%)
7.2013年7月12日 (13.2%)
8.2015年8月28日 (7.3%)
9.2019年4月5日 (6.0%)

放送予定ともにすべて金曜ロードショーで放送。

最高視聴率は19.2%
最低視聴率は6.0%

こうやって見てみると、放送回数は現在のところ9回なのですが、だいたい2〜3年でコンスタントに放送されているようです。しかし、2006年〜2013年の間には7年間の空白期間があります。

この部分(7年間)が空いているので、あまり放送されないというイメージを視聴者は持っているのかもしれませんね。

視聴率は、直近の前回と前々回こそ10%を切っていますが、空白期間とは関係ないですし、それまでは10%以上キープしているので人気が無いわけでもなさそうです。

なので、宮﨑駿監督作品と比べてみたいと思います。

宮﨑駿作品の放送回数と視聴率

ジブリ作品の中でも宮﨑駿監督作品のものとの比較なのですが、国民的アニメでもある「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」は、宮﨑駿作品でも別格なのであえてその比較はしませんが、その他の近い年代に制作された映画「紅の豚」との比較をしてみます。

「風の谷のナウシカ」は、宮﨑駿監督作品ではあるがジブリ作品ではないです。

因みに、
「天空の城ラピュタ」1986年8月2日公開 地上波16回
「となりのトトロ」1988年4月16日公開 地上波16回
「魔女の宅急便」1989年7月29日公開 地上波14回

「紅の豚」宮﨑駿監督の作品で1992年公開の映画なのですが、「平成狸合戦ぽんぽこ」と年代が近しいので、「紅の豚」との比較をしていきます。

映画「紅の豚」1992年7月18日公開

1.1993年10月15日 (20.9%
2.1995年9月29日 (14.5%)
3.1998年7月17日 (17.8%)
4.2000年6月16日 (14.3%)
5.2003年4月4日 (18.7%)
6.2005年4月22日 (14.1%)
7.2007年5月25日 (15.0%)
8.2010年7月2日 (14.4%)
9.2012年4月6日 (11.2%)
10.2013年9月6日 (16.0%)
11.2016年11月11日 (13.2%)
12.2018年11月2日 (12.5%)

すべて金曜ロードショー

最高視聴率は20.9%
最低視聴率は11.2%

数字で比較すると「紅の豚」の方が弱冠「平成狸合戦ぽんぽこ」をうわまっているようですが、2006年までは、放送回も視聴率もあまり変わらないようです。

逆に放送2回目とかは「平成狸合戦ぽんぽこ」の方が視聴率が良いときもありました。

やはり2006年〜2013年の7年間の空白期間が気になるところですね。

その他の作品と比べても、ここの期間にこれだけ空白期間が空いた作品はありませんでした。

気になったので、この頃の日本の時代背景を少し振り返ります。

だいたい2年〜3年間隔で地上波で放送されているので、2006年の2年後の2008年の時代背景を見てみると。

2008年の気になるニュースには、マクドナルドの残業未払い問題がありました。

劇中にはマクドナルドのハンバーガーが登場するのですが、このシーンでは黒袋に入れられたハンバーガーをタヌキたちが美味しそうに食べるシーンで使われています。

マクドナルドのイメージ低下を恐れての判断があったのかもしれません。

それ以外の年にも自然災害や事件など発生していますが、放送されない理由につながる内容ではないと思われます。

マクドナルドのイメージ低下を恐れて、放送するタイミングを伺っていたのかもしれませんね。

登場するシーンに他の企業の商品が使われていたりすると、取り上げられ方によっては、マイナスに働く可能性があるので注意が必要なのでしょうね。

地上波で放送するには、視聴者の人気度視聴率も大きく作用する要因ではありますが、テレビ局側はテレビ局の都合と数字で見ている部分が多いと思われるので、今後の視聴率によっては放送回数が増えていく可能性は十分にありえますね。

まとめ

・地上波で放送されないイメージがあるのは、2006年〜2013年の7年間の空白期間が空いてしまったことによるものだと思われますが、この期間の出来事でもあるマクドナルドの不祥事に対するテレビ局側の対応だったと思われます。

・宮﨑駿監督作品との比較では、国民的アニメになった「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」などは別格としても「紅の豚」とは、そこまでの視聴率の差はないと思われます。

・前回の視聴率が10%切っていますが、今後の視聴率の動向によっては、放送回数が増える可能性があると思われます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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