映画「引っ越し大名」は、土橋章宏さんの小説「引っ越し大名三千里」を元に映画化されていますね。
実話ベースの物語なので、引っ越し大名のモデル・元ネタはあるのか気になりました。
松平直矩(及川光博)の家臣の主人公の片桐春之助(星野源)は実在の人物なのか、また、モデルがいるのかについても深堀します。
引っ越し大名のモデル・元ネタは松平直矩!
8/30 (金)『#引っ越し大名!』
時代小説『引っ越し大名三千里』を映像化した、映画『引っ越し大名!』が2019年8月30日(金)に全国で公開。生涯に7回もの引っ越し(国替え)を命じられた実在の大名・松平直矩(なおのり)がモデルになった汗と努力と涙と笑いのストーリー
詳細は: https://t.co/Ukg8JOPYX7 pic.twitter.com/thYmTxxE4l
— Enomoto Ai (@Nihofun_News) June 17, 2019
映画「引っ越し大名」は、参勤交代を越えるほどの、莫大なお金がかかる、国替えという重大なイベントを成し遂げた実話が元ネタになっています。
その元ネタの人物は、江戸時代の大名の松平直矩というお方です。
生涯に7回も国替えを命じられ、難なく成し遂げたことで、「引っ越し大名=松平直矩」というあだ名が付いているほどのお方です。
映画のタイトルのモデル・元ネタは松平直矩の人生そのもののようですね。
物語の元ネタになっている松平直矩の生涯について簡単にまとめてみました。
松平直矩の生涯
『引っ越し大名』及川光博が演じる麗しの殿・松平直矩は原作者の熱烈オファーで実現! 「直矩の気品、色っぽさは及川さんしかいない」 https://t.co/GxiZAbyj44 #otajo #オタ女 pic.twitter.com/pX3Rrmo7i3
— Otajo -オタ女- (@otajo_news) August 27, 2019
①越前大野藩主(福井県)松平直基の長男として生まれます。
松平直矩が幼少の頃に、②出羽山形藩(山形県)、さらに③播磨姫路藩(兵庫県)に国替を命じられていますが途中で父親の死去のため、5歳で家督を継ぐことになります。
しかし、姫路は西国の要でもあり、幼い松平直矩には不適当と判断され、④越後村上藩(新潟県)に国替となっています。
成人後には、再び⑤播磨姫路藩(兵庫県)に国替えになります。
その後、親族の揉め事で責任を取り、領地が半分以下の7万石に減らされ、かつ、⑥豊後日田藩(大分県)に国替を命じられています。
その4年後には、3万石に加増され⑦出羽山形藩(山形県)、さらに6年後には、5万石に加増され⑧陸奥白河藩(青森県)へ、生涯計7回の国替えを全うし、54歳で亡くなっています。
人生で7回の引っ越しだなんて想像しただけでもきついですね。
それに住まいが8回も変わるなんて…
今の時代は、引っ越し業者に全ておまかせですが、当時は全て自力なのでとてつもないことですね。
莫大な費用がかかったこともうなずけます。
この映画は、松平直矩の生涯にかけて行われた「国替え=引っ越し」が元ネタになっているようですね。
作者の土橋章宏さんは、主に江戸時代をテーマに扱う小説家ですが、その他にも似たような作品があるので、共通点などがあるか見ていきます。
土橋章宏のその他の作品
【📺注目の映画番組】
明日28日、明後日29日の「#午後のロードショー」は、「#引っ越し大名!」(@hikkoshi_movie)公開を記念して、同じ #土橋章宏 原作の作品「#超高速参勤交代」「超高速!参勤交代 リターンズ」を連日放送❗
作品詳細は👉https://t.co/ng88xb1jOH https://t.co/KXPw3PAOZ7 pic.twitter.com/dR3gmVn6Gs
— 映画.com (@eigacom) August 27, 2019
映画「引っ越し大名」のモデルの小説「引っ越し大名三千里」作者の土橋章宏さんは、映画「超高速!参勤交代」のモデルの作者でもあります。
同じようなシリーズものの映画と思われる方もいるかもしれませんが、それは違うようです。
映画「超高速!参勤交代」で扱われるテーマの参勤交代とは、江戸時代に幕府の命令で各藩の主である大名や家臣を交替で江戸に出向かせる制度です。
全国の大名家が2年ごとに江戸に赴き、1年経ったら国へ引き上げる交代を行う制度で、諸藩の弱体化を狙うために行われていました。
今で言う転勤・出張みたいなものですね。
なので、「国替え=引っ越し」とは性質が全く異なります。
土橋章宏さんの小説が映画化されたものは以下のものがあります。
・2014年の映画「超高速!参勤交代」
・2016年の映画「超高速!参勤交代 リターンズ」
・2019年の映画「サムライマラソン」
・2019年の映画「引っ越し大名!」
面白いことに、どの作品も、とてつもなく移動を伴っていることですね。
江戸時代の大名・武士たちは大忙しです。
引っ越し大名の松平直矩の家臣の片桐春之介のモデルは実在したのか
📜 #引っ越し大名!登場人物紹介 📜
引きこもり侍→引っ越し奉行に
\ 春之介‼️ /
#星野源 as 片桐春之介🐌姫路藩書庫番。引き籠って本を読んでばかりいるため、ついたあだ名は「かたつむり」。ひょんなことから引っ越し奉行に任命され、国替えという一大プロジェクトに挑戦することに💦 pic.twitter.com/7u2rcNG8Wu
— 映画『引っ越し大名!』 (@hikkoshi_movie) July 6, 2019
松平直矩に引っ越し奉行を命じられ、大仕事を請け負った片桐春之介は実在した人物なのか気になりますね。
彼は、国替え担当の引っ越し奉行が激務で亡くなってしまい止む無く後任につくことになっています。
星野源さん演じる片桐春之介は、人と接することだ苦手で、読書をこよなく愛する内向的な性格な持ち主。
そんな片桐春之介という人物は歴史上の資料にはなく、具体的なモデルはなくオリジナルキャラクターのようです。
小説「引っ越し大名三千里」にも片桐春之介のモデルについては載っていないようです。
引っ越し大名三千里 読了
面白かった。大満足。
時代考証しっかりしてるのにコミカルで読みやすい。
途中で出てくる○○藩の時代劇的有名人との会話がああああってなる。ここは映画じゃ絶対カットされてる。
映画じゃ引っ越し1回目までだろうけど、最後の引っ越しまで終えてのオチまでが面白いよ。 pic.twitter.com/NlrpxZ4t5f— さちあいほ@百名城41城 (@sachiaiho) August 25, 2019
実際には、江戸時代に国替えが行われているので、引っ越し奉行なるものがいたと思われますが、「引っ越し大名」に登場する片桐春之介は架空の人物のようですね。
当時、ひこきもりで本ばかり読んでいるお侍さんはいたのかもしれません。
なので、星野源さん演じる片桐春之介がどんな役回りで活躍をするのか楽しみですね。
まとめ
引っ越し大名の元ネタは、江戸時代の大名の松平直矩の生涯にわたる国替えの実話がベースになっています。
引っ越し奉行に任命された片桐春之介のモデルは実在の人物ではなく、オリジナルキャラクターのようです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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