映画「名探偵コナン天空の難破船(ロスト・シップ)」は2010年の作品で、怪盗キッドが主演する作品としては4作品目になり注目を集めました。
最後に怪盗キッドが蘭にキスしようとするシーンが話題になりました。
そこで、どんな気持ちでキッドは蘭にキスしようとしたのかの考察と、最後のキッドのセリフと宝石の意味について、GARNET CROWと主題歌の関連性についても深掘りします。
名探偵コナン天空の難破船の最後のキスの結末
天空の難破船見る(o^^o)!蘭姉ちゃんと怪盗キッドのキスシーンがあるのだよ!!! pic.twitter.com/eRWvhYexCp
— 録菜(ろくな) (@rona_697) June 28, 2018
映画「名探偵コナン天空の難破船(ロスト・シップ)」はラストに怪盗キッドが蘭にキスしようとするシーンがひやひやもので話題になりました。
結局は、未遂に終わり事なき終えるのですが…キッドはどんな気持ちで蘭にキスしようとしたのかについて考察します。
思いついた理由を単純に4つ並べてみました。
1.怪盗キッドは蘭のことが好きだった。
2.その場の流れで…
3.コナン(新一)が来ることを予想しての見せつけるための行動
4.蘭に新一ではないことを気づかせるためにわざと
考えてみると色々な可能性がありますが、物語の流れ①と怪盗キッドの性格②の2点から考察してみたいと思います。
<物語の流れ①>
①蘭は初めに飛行船で新一?キッド?に会ってから、最後まで疑念を抱きながらも、最後のシーンで「新一…自首して」と新一?キッド?に声をかけます。
キッドが「宝石よりも俺の一番欲しい物をくれたら自首する」と答えキスされそうになる訳ですが、寸前で止めて未遂に終わりました。
ルパンのようなキザなセリフですが新一が言うような言葉ではないですよね…
<怪盗キッドの性格②>
②怪盗キッドの正体は、漫画「まじっく快斗」の主人公の黒羽快斗なのです。
青山剛昌作の「名探偵コナン=怪盗キッド」と「まじっく快斗=黒羽快斗」は同一キャラクターでコナンアニメや映画に度々登場しています。
性格はおちゃらけた一面を見せる一方で真面目な一面もあり、IQは400ともいわれ頭脳明晰である。
中森青子という幼馴染の彼女がいます。
また、コナン(新一)のことは「最も出会いたくない恋人」と称し、ライバルであり気になる存在と位置づけています。
映画の中でも飛行船から落とされたコナンを助けるなどして貸し借りがある、実は仲が良い関係なのです。
この2つをまとめてみると、1と2の要素はまずないでしょう。
彼女がいますし、キッドは不意打ちをするような卑怯な性格ではないです。
そもそも新一とは貸し借りがある仲です。
なので4の要素が大きいと思われます。初めから蘭にキスするつもりはなく、誤解している?蘭に手っ取り早く、新一がやらない(キス)で気づかせるつもりだったのでしょう。言葉で伝えても決して信じてもらえなさそうな場面でしたから…
すべてがキッドの計算の上で行われている印象を受けますが、3の要素もありそうな気がします。
キッドのユニークな性格から、もしかしたら蘭にキスするフリをして新一(コナン)をからかいたかった気持ちもありそうですね。
名探偵コナン天空の難破船の最後のセリフと宝石の意味
怪盗キッド登場回を振り返ろう!
『劇場版第14弾 天空の難破船』今回は、コナン君とキッドが協力してテロリストに挑む!?
しかし……まさか……キッドが蘭ちゃんをコナン君から盗むのか!!
どうなる!?#怪盗キッド生誕祭2016 pic.twitter.com/uZNY7yGtLF— マツケン@4/12~14 東京 (@matsuken_conan) June 21, 2016
最後に怪盗キッドが「宝石=天空の貴婦人(レディー・スカイ)」を手にし月にかざし「透けるわけねーか…」ってつぶやいて宝石を返しその場を去っています。
なぜキッドは宝石を返してしまったのでしょうか?
先程お話したとおり、怪盗キッドの正体は黒羽快斗なのですが、過去に宝石とは因縁があるようです。
漫画「まじっく快斗」の黒羽快斗の父親は宝石(ビッグジュエル)の取り合いで「謎の組織」に殺害されたことを父親の付き人に聞かさせれています。
その宝石は不老不死になると言われ「月のあかりをかざすことで、もう一つの赤い宝石があらわれる」と言われています。
そのことから「宝石=天空の貴婦人(レディー・スカイ)」は偽物だとわかり、蘭の手に渡し立ち去っています。
なので、キッドは「透けるわけねーか…」これはビッグジュエルじゃないのか、と諦めて立ち去ったのではないでしょうか。
怪盗キッドの知られざる過去の一面が見られた場面でした。
謎が多い怪盗キッドでしたが、少しずつ素性が分かってきたので、キッドファンにとっては面白い作品だったと思います。
名探偵コナン天空の難破船の主題歌
昨日、4月14日はGARNET CROWの「Over Drive」のリリース日でした。2010年という事で、9年前です。「劇場版名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)」主題歌です。ちなみに、データは次の通りです。
(データ)オリコンデイリー3位初登場、オリコンウィークリー4位初登場(過去最高位) pic.twitter.com/Wo2tvhuzXQ
— あっきー (@akky31031) April 15, 2019
映画の主題歌のGARNET CROWの「OVERDRIVE」という曲は、この映画の物語と怪盗キッドに密接につながっているように思えます。
この映画は天空を舞台にし、天空をかける怪盗キッドが主役の映画なのですが、この歌の歌詞が物語とキッドにマッチしています。
この曲は空をイメージしたような歌詞と曲で爽快感となぜか切なさを感じてしまいます。
普段はアニメのテーマ曲として使われることが多かったGARNET CROWですが、今回のキッドの主役の映画にはピッタリハマっているのではないでしょうか。
キッドは空を駆け抜ける爽快なイメージがありますからね。
また、アーティスト名のGARNET CROWの意味と由来は、ガーネットという宝石の深い紅色にかけて深みのある音楽を志す意味が込められていて、それに言葉の響きの良さを求めて「CROW」という単語をつなぎ合わせているようです。
この映画で登場する「宝石=天空の貴婦人(レディー・スカイ)」の「赤い宝石」とGARNET CROWのアーティスト名の中のガーネット「赤い宝石」もつながりがありマッチしています。
個人的には、名探偵コナン天空の難破船(ロスト・シップ)=怪盗キッド(赤い宝石)=GARNET CROW(赤い宝石)という図式ができてバランスがよくマッチした作品のように感じました。
まとめ
・怪盗キッドが蘭にキスしようとした理由は、手っ取り早く蘭に正体を気づかせることと、コナン(新一)を冷やかすためだったと思われます。
・怪盗キッドが宝石を返した時のセリフの意味について、宝石を月にかざすことで本物か偽物か判断するできることの由来は、漫画「まじっく快斗」の黒羽快斗の過去の物語からきているようですね。
・名探偵コナン天空の難破船(ロスト・シップ)の主役の怪盗キッド(赤い宝石)と、主題歌を担当したGARNET CROWのアーティスト名や曲の歌詞の意味などにつながりがありました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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